八乙女さん独占禁止法。

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慧 ｢ もーさ、光皆に言っちゃえば？ ｣

光 ｢ 何を？ ｣

慧 ｢ 俺の彼女だーって ｣

光 ｢ 軽音部の？ ｣

慧 ｢ うん ｣






少し考え込んで答えを導いている時の横顔はステキでつい見入ってしまった






光 ｢ Aはどっちがいい？ ｣

A ｢ 先輩の好きな方で大丈夫ですよ ｣

光 ｢ ………じゃぁ言っちゃうか！｣

A ｢ はいっ ｣






その為、今日の軽音部の部活に私も向かうことにして自己紹介をします

楽しみだけどドキドキしちゃうや……






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放課後_

ｶﾞﾗｯ


光 ｢ やっほー ｣

慧 ｢ きたー♡ ｣

｢ この子1年生だよね？ ｣

｢ どうしたの、入部希望？ ｣






まだ名前も知らない先輩達がグイグイ顔を覗き込むようにして…ちょっと怖い

けど皆優しそうな人達ばかりのような気がして






｢ 光君その子どうしたの？ ｣

光 ｢ いやぁ……あの、ね？ ｣






先輩のトジトジさに笑みを浮かべる伊野尾さん

口元を片手で押さえて鼻の上付近にシワを寄せて声を出さないで笑っている






光 ｢ 俺の……彼女… ｣

｢ ………えー！光君彼女いたの？！ ｣

｢ 可愛いね〜 ｣

光 ｢ 口説くなーっ ｣






先輩の方を見ると顔を真っ赤にして、照れ隠しの為か人差し指を鼻の下に持ってきて鼻をすする素振りをしている






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