八乙女さん独占禁止法。

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光 ｢ 着いたよ ｣

A ｢ こんなとこあったんだ ｣







着いたのは海……海に繋がる階段の上に立ってる

風が少し肌寒いけど今は美しくて圧倒されている気持ちの方が大きくて寒さなんか序の口






光 ｢ 初めて来た？ ｣

A ｢ 初めて来ました ｣

光 ｢ いいとこでしょー ｣






先輩は階段に座って前を見つめていた

どこか少年のような目をしていて小さい頃の事思い出したのかな






A ｢ 綺麗ですね、 ｣

光 ｢ なんか急に来たくなっちゃって ｣

A ｢ ふふなんででしょーね ｣






言葉のキャッチボールを何回かした後、先輩は階段を降りて波の近くに向かった

それに私も付いて行って、寒い中子供のように先輩とわちゃわちゃした






光 ｢ おぉー波くる ｣

A ｢ 風邪ひいちゃいますよ ｣

光 ｢ 俺が風邪ひく事ないから ｣

A ｢ 馬鹿は風邪ひかないって事ですか ｣






波が近付いたら走って逃げてを繰り返してて…

先輩はほんとギリギリの所で逃げるから私があたふたしてる、笑

風邪ひかなきゃいいけどな






ﾊﾟｼｬｯ



光 ｢ 撮ったなぁ〜！ ｣

A ｢ え、？ ｣

光 ｢ え？ じゃねぇよ！消して消して ｣

A ｢ いや、とっときます ｣






そう言うと先輩もスマホを取り出して私を撮ろうとしたから、咄嗟に手で顔を隠した






光 ｢ ずりぃぞ ｣

A ｢ じゃあ一緒に撮りましょ ｣






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