なんでもしてあげる ページ35
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事を終えてベッドに仰向けになり浅い息をつく先輩。
シャワー浴びてきますか？と聞いたら先良いよと言われた。
「どうぞ、先輩も浴びてきてください」
「うん…」
幸せすぎて、少し前の記憶が幻のように頭の中で揺れている。
手に残る感触。体に残る熱。
ベッドのシーツを変え、自分はソファに寝る準備をしながら考えていた。
「ゆ…とありがと…」
「はーい。あ、どうぞ準備出来てるんでもう寝転がって大丈夫ですよ」
「あ…うん」
俺がソファに寝ようとすると、後ろから左手を掴まれた。
「狭いけど一緒に寝よ…？」
首コテンの上目遣い。
なんでこんなに可愛いのか。
可愛すぎて、おかしくてなんか涙が出てきちゃった。
「ゆと…？どうしたの？」
「あぁ、いえ、先輩、可愛いなーと思って」
「もう…そんなのばっか…」
「はいはいはい、寝ましょ」
先輩をとことこ前に押してベッドに入る。
「えへへ、せまーい」
横向きになり左肩を両手で持って、右足を両足で挟まれる。
こんなの、心臓がうるさくて寝れないんですけど。
俺が戸惑っているのに気付いて、
「はっ、ごめん、俺抱き枕みたいのないと寝れないの…」
「いいですよ、俺を抱き枕にしてください」
「ほんと？無理しないで？」
無理しないでってそんなにきつい事なのか…？
「はい、無理してません」
「じゃあ…」
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「あぁっ、」
抱き枕にされ、ドキドキから硬直していたせいで上半身が痛い。
「おはよ…」
隣でゆっくり目を覚ます先輩。
「おはようございます」
顔を洗って歯磨きをして、朝の仕度をしていると、
「あっ！！どうしよ！スーツないよっ」
「あ、あぁ、でも今ズボンとシャツだけだから俺の着れますよね？」
「あーうん、何から何までごめんね…」
「いえ、まだこの後どうするかも考えられてませんし」
「この後？」
「はい、先輩はどうするつもりなんですか？今日薮さんと会うとき」
「うん…どうしよ…」
「俺、全然嘘つきますよ」
「え？」
「先輩はどうしたいですか？それによって、昨日はここに来てない事にします」
「じゃあ…そうしてもらえる？」
「はい、もちろん」
先輩は今何を考えてますか？
薮さんに嫌われたくない？怒られるのが怖い？
それとも、早く薮さんに会いたい、とか？
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ゆんぴょ(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます！早めにスピンオフupしますね♪ (2019年8月17日 22時) (
レス) id: 5a6b953178 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - とってもおもしろかったです！スピンオフ待ってます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 8d82e99298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんぴょ | 作成日時：2019年6月7日 11時
