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♪♪♪♪♪♪
午前5時半、着信音で起きる。
「裕翔ー！」
「なにぃこんな早くに…」
「土日うち帰るから！」
「んぇ、あ、はい」
「どーした元気だせ」
「寝起きなだけ…」
「もー、ねぇ土曜日、ちゃんと覚えてるだろうな？！」
「ん？ あ、もちろん」
カレンダーを見る。
青丸の日。
あ、土曜は慧の誕生日だ。
「ふっふっふ。楽しみにしてるぞー」
「うん、待ってるね」
「っっっ」
聞き慣れた引き笑いを残して電話が切れた。
そうか。もうそんな日か。
色々あったから、慧がしばらく居なくなってから早かったな。
帰りに何か買って帰るか…何がいいかな…
･
俺よりいくらか前に光先輩がいるのが見える。
すぐ挨拶をしたいところだけど、曖昧から確信に変わった気持ちが俺を躊躇わせる。
そんな気持ちを聞いたかのように振り返り、よってくる先輩。
「ゆーと、おはよ」
「おはようございます」
「ありがとうございました」
深くお辞儀をする。
「えぇ？なんですか、かしこまって」
「ゆうとが優しいからっていい加減になっちゃダメでしょ、昨日のお礼です。」
「あ、はい。じゃあ、お礼受け取りました」
俺も合わせて深くお辞儀をする。
「ふふ、ありがと、あとー出来れば俺の恥ずかしい記憶はすべて消えますようにー！！」
「えっと、それは、俺にじゃないですよね。神様にお願い事？」
「ん！」
なんて無邪気で可愛いんだろう。
「じゃ！一日がんばろっ」
「はい！」
・
仕事終わり、慧の誕生日プレゼントも無事買って、家に着くと、
しばらくもしないうちにすごい勢いで慧が帰っきた。
「たっだっいっまー！！」
「おかえり 笑」
「はぁぁあ、疲れだよおお」
ソファにバタンキューする。
「お疲れ様」
柔らかい髪の毛がふわふわ踊る頭を撫でてやる。
「裕翔、やさしーの」
くるっとこっちを見て甘えたがりな顔をするからびっくりして手を離す。
「イーーーッもっとなでなでしてぇぇ！」
手を掴んで無理矢理頭に乗せされされた。
「はいはい」
呆れた…
まぁ仕方ない。泊まり込みで頑張ってたから相当疲れてんだな。
明日は誕生日だし、優しくしてあげよう。
無言で撫でていたらそのうち、ふぇ、と音を立てて寝てしまった。
「おやすみ、お疲れ様」
運んだら起きそうだから薄い掛け布団を掛けてやる。
・
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ゆんぴょ(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます！早めにスピンオフupしますね♪ (2019年8月17日 22時) (
レス) id: 5a6b953178 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - とってもおもしろかったです！スピンオフ待ってます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 8d82e99298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんぴょ | 作成日時：2019年6月7日 11時
