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気付き ページ5






「ゆうとおはよ!」
いつも通りの元気な挨拶。

「おはようございます!あれ?薮さんは?」

「薮はね、営業コンサルだから、基本そんなに早く来なくていいんだってぇ」

「あ、そうなんですね」

「そーなの、、んでね!ゆうとぉ」

「なんですか?」

「その…薮の昇進お祝い?に何かプレゼントしたいな〜って」

「いいじゃないですか!」

「でも何選んだらいいか分かんないからさ、どうしようかなぁって」

「俺もあまりプレゼントとかしないんで……あ!山田、あいつよくサプライズとかするみたいなんで聞いてみてください」

「そーなんだ!山田に聞いてみる!!」

分かりやすく目をキラキラ輝かせて、
山田がいるかもわからない方向にダッシュしていった。
一生懸命で可愛いせんぱい………

____________________一生懸命で… ?




自分の心の底にあった小さい小さい思いを掻き消す様に、会社まであと数歩の距離を早足で向かった。








「山田ぁ!また後で連絡するーありがとな!」

「はいはーい。お疲れっす」

「先輩にアドバイスしてあげた〜?」

「おう、でもまだ決めかねてるみたいで今度仕事終わりちょっとだけ付き合うことなった」

「そっか、やっさし〜」

「まぁね〜?」

にやりと片方の口角をあげる。
嫌味のない爽やかな笑顔だ。

「じゃ、また明日お疲れ〜」

「お疲れー!」








「裕翔」
バタッ

俺が家のドアを開けるなり倒れ込むように抱き着いてきた慧。

「どうした?大丈夫?ウッ」
肩に頭をもたげた慧のため息から強いアルコールの匂いがした。

「何もう、酔っ払ってんの!?飲みすぎーお!じ!さ!ん!」

「裕翔どこ行ってた」

「どこって、仕事でしょ?いつも通りの時間だよ?」

「俺の、おれのだよ、裕翔は俺の裕翔でしょ」

「はぁ?もう、運んであげるから寝なさい」

慧の肩を持ってリビングのソファまで運んだ。

「…んん…やだ、やだやだや………」


寝た?

「おーい慧さーん?」


・・・



寝るの早っ!なんて人騒がせなやつなんだ!!


だけど珍しい。一人でこんな飲んでた事なんて今までなかった。




_.→←違和感



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ゆんぴょ(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます!早めにスピンオフupしますね♪ (2019年8月17日 22時) (レス) id: 5a6b953178 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - とってもおもしろかったです!スピンオフ待ってます! (2019年8月17日 21時) (レス) id: 8d82e99298 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆんぴょ | 作成日時:2019年6月7日 11時

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