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そして反対側からジャム男のビクついた声が響き渡り、イザナはAと鶴蝶の2人と手を繋ぐと再度言った。
｢あの時の抗争の時とは訳が違う……オレはもう二度と道を踏み外さねぇ｣
｢イザナ……｣
『そうだね、イザにぃ』
そしてそれから直ぐに楓士雄の一声で鬼邪高全日と鳳仙学園の抗争が幕を開けた。
Aの前に現れたのは鳳仙学園の下っ端であるハゲ5人組で、Aを目にすると直ぐに嘲笑うかのように言った。
｢おいおい、俺らの相手がテメェなんて言わねぇよな？
女は黙って家にでも帰ってろよ｣
『は？』
その言葉に頭にきたAは腰に付けていた小さなバックから1本の警棒を取り出すと足技と共に、3人を足技で倒した後警棒を使いこなして残りの2人を叩きのめした。
抗争が始まって数時間が経った頃、1台のダンプカーがクラクションを鳴らしながら河川敷に現れ、無傷の鶴蝶とお互いに相手の返り血が付いただけのイザナとAがその場所に目をやった。
｢はーい、そこまでー！
喧嘩はやめましょうね〜、喧嘩はやめましょう｣
｢ピンチの時の援軍登場っ……｣
｢要らねぇよ！援軍とかよ……俺たちは堂々と看板背負って喧嘩してんだ。
途中から割り込んでくんじゃねぇよっ！｣
｢おう、その通り……でもな！
この喧嘩、いくらカッコつけても大義がねぇんだわ｣
その村山の言葉にそれぞれでざわめきが起きながらも怒号が響き渡ると、村山から衝撃的な言葉を聞いた。
｢いい？
君たちの戸亜留市と鬼邪高にレッドラムばらまいた奴は、牙斗螺っつってここにはいねぇの！｣
｢お前ら牙斗螺ってのに踊らされてるだけだ！｣
その言葉と、定時が解散の号令を掛けたことによって抗争が終わり、全日全員は河川敷の下で座り込んで休息のような形を取っていた。
｢———そういえば、お前たちもここに来る前横浜で暴れてたんだろ？｣
｢あ？……まぁな｣
轟のその言葉にイザナはそう返事をすると、徐に口を開いた。
｢オレが率いていた初代天竺にはまとまりはない……あったのはオレの圧倒的な力の恐怖による支配だけだった。
最初の頃は“身寄りのない奴らをみんな国民にして居場所を作る”……オレとA、そして鶴蝶の3人でかまくらを作りながら理想の夢を語り合ったのがきっかけだった。
だけどオレが10歳になったある日、オレは集団リンチにあって少しの間の入院生活を終えて退院してから、その集団リンチをした張本人共を再起不能になるまで殴ったりした後、ネンショーに入った｣
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ユキト(プロフ) - まさかのコラボ、めっちゃ面白いです！期待してます！ (7月6日 22時) (
レス) @page11 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シフォンヌ | 作成日時：2023年3月23日 0時
