【リコリコ】歴代最強リコリスの片割れはヒーロー養成学校に【ヒロアカ】 (ページ4)

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国立雄英高等学校———。
ヒーロー科を中心に普通科、サポート科、経営科の3つのコースで構成されているこの学校にAはいた。

歩みを進めていくと雄英高校の校門がその姿を現したが、Aは事前にミカから雄英バリアーのことを聞いていたこともあった為に、校門の前で立っていた。

暫くすると、校舎の方から食動物が服を着て歩いている者と全体が包帯によって包まれた1人の男性の姿があった。

｢私はこの学校の校長を努めさせて頂いている根津という者なのさ！｣
｢俺は1年A組の担任を努めさせて貰ってる相澤消太だ｣

2人の教師から簡単な自己紹介をして貰ったAは、その2人について行き校長室にやって来た。

『先日の雄英高校襲撃事件をDA司令官の方が拝見し、この度私が雄英高校ヒーロー科、1年A組の護衛に着くことになりました。綿木Aです』
｢DAの方が未来のヒーローの卵の護衛をして貰えるとは恐れ多いですが、ヒーロー以前に1人の人間……僕の場合は動物として、これから1年間よろしくお願いします｣

小動物のような見た目の校長はAに対して深深と頭を下げた。

その横にいる相澤も同様にヒーロー以前に1人の人間として、Aに頭を下げた。

『分かりました、DAの中でもエージェントであるリコリスの私が護衛として未来のヒーローの卵を全力で守ります』

Aがそう言うと、2人は顔を上げて合理的主義者である相澤から1年A組に向かう道を歩いてついて行った。

｢これからは貴方のことも1人の生徒として扱うことになります……しかし、DAとしての護衛も忘れずにお願いします｣
『分かりました』
｢———ところで綿木はDAでの功績の中で1番大きかったものは何なんだ？｣

Aはその質問に対し、7歳の頃に千束と共に旧電波塔事件を解決に導いたことを話した。