【リコリコ】歴代最強リコリスの片割れはヒーロー養成学校に【ヒロアカ】 (ページ3)

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喫茶リコリコ———。
この喫茶店にはAの片割れである自称･看板娘の千束と同じくA達と同じリコリスのたきながいる。

Aがリコリコに入ると、まるで待ち構えるかのように千束がAに抱き着いてきた。

｢おかえり〜、A｣
『うん、千束』
｢楠木司令官に呼ばれたそうだな、内容はどういった物だった？｣
『あ、先生……国立雄英高校から直々の依頼で、未来のヒーローの卵の護衛をして貰いたいとの事だった』

リコリコの店長兼元DA司令官であるミカからの質問に簡単に、それで居て適切に答えたAに対してミカはDAから送られて来た先日の敵襲撃事件の事を振り返っていた。

｢なるほどな……まぁ、リコリスとして街の平和の為にやると決めたんならしっかりやって来い｣
｢そうそう、リコリスはヒーローとは少し違うけど街の平和の為に頑張ってやるんだよ！｣
｢Aなら任務も全うできるからね｣

ミカや千束、そしてたきなからそう言われたAは、こくりと頷くと、DAから渡された雄英高校の資料を見てある程度の知識を深めようとしていた。

そして翌日になり、喫茶リコリコの店の前には千束とたきな、そしてリコリスのファースト制服を身に纏ったAの姿があった。

｢Aにとっては護衛任務だけかもしれないけど、何よりも楽しむ事を忘れないでね！｣
｢Aには絶対ないけど、千束みたいに自分勝手な行動はしちゃダメだからね｣
｢も〜、たきな〜｣
『うん……2人とも行ってきます』

Aは別れを惜しむように千束とたきなを抱き締めて、雄英高校までの最寄り駅に向かって歩いて行った。