【アダムス・ファミリー】アダムス家次女の学園生活【ハリーポッター】 (ページ9)

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そしてホグワーツ入学の日、約束通りアダムス家とマルフォイ家はイングランドのロンドンにあるキングス･クロス駅の9と4分の3番線の前にいた。

Aの横には少しばかり大きくなったブラッディの姿があり、不審に思ったドラコがAに聞いた。

｢A、何故ブラッディも居るんだ？｣
『ホグワーツにブラッディも一緒に居られるように許可証を出したら、向こうから了承の手紙が届いた』

そんな会話をしていると、ゴメスの持っている懐中時計が午前11時ぴったりに指した為に、ドラコはAに手を差し出すと2人は一足先に9と4分の3番線の柱を突っ切った。

その後、送り出す為に家族総出でやって来たアダムス一家とマルフォイ一家も柱を突っ切り2家族はホグズミード駅に着いた。

｢有意義な学園生活を送れ、愛しの毒蜘蛛ちゃん｣
｢学園に着いて寮に入ったら、水晶玉で報告をしてね｣

モーティシアがそう言うと、執事であるラーチが上等な紙袋をAに渡した。

その次に来たのはウェンズデーとパグズリー、そしてフェスターの3人だった。

｢姉として言うわ、私が近くにいないからと言って悪戯は辞めないで｣
『勿論よ……それからパグズリー、1学年が終わるまでアンタをウェンズデーと一緒に拷問出来ないと考えると、思っていないけど寂しい』
｢うん、A……元気でやってね｣

パグズリーはAに締め付けるようなハグをすると、最後にフェスターがやって来て言った。

｢偶にホグワーツにお前に会いに来る……強くなるように頑張るんだぞ｣
『ありがとう、フェスター叔父さん』

ドラコの所も両親の挨拶が終わったのか、ドラコはAの隣にやって来ると自身の両親とA達の家族に目をやり、挨拶をした。

｢では父上、母上、Mr.ゴメス、Mrsモーティシア……行ってきます｣
『ママ、パパ、フェスター叔父さん、ウェンズデーにパグズリー、ルシウスとナルシッサ……行ってきます』

2人はそう言うと、ホグワーツ特急の中に姿を消して空いているコンパートメントを探すとドラコがAに言った。

｢父上達がいる目の前のコンパートメントが空いている。他の連中に取られる前に座っておこう｣
『そうね』

2人はお互いの両親の目の前のコンパートメントに腰を下ろすと、Aの足元にブラッディも腰を下ろして前足に顎を乗せた。