5 ページ6
｢今って不良がダセェって言われる時代だろ？
兄貴の時代はさ、この辺りにもすっげぇ数の暴走族がいてさ……その辺を直管コール鳴らして走ってた。
みんな肩肘張ってさ、喧嘩ばっかして……でも自分のケツは自分で拭いて……そんな奴等が何でダセェんだ？
だからオレが不良の時代を創ってやる。
オレはオマエが気に入った、花垣武道｣
｢喧嘩強ぇヤツなんていくらでもいんだよ。でもな、譲れねぇモンの為ならどんな奴にも楯突ける。
オマエみたいな奴はそういねぇ……考えとけよ、タケみっち｣
2人は花垣くんにそう告げると、自転車の方に向かって歩き出したから僕は彼らに言いたいことがあった為に花垣くんに別れを告げて、2人の元へ歩いていった。
『ねぇ、マイキー……話があるんだ、ちょっといいかな？』
｢いいけど？｣
｢どうかしたか？｣
僕は2人を河川敷まで連れて行った。
『学校で僕は君にずっと待っていたって言っただろ？』
｢確かに言ってたな｣
｢うん｣
僕は麺の奥で微笑むと、あの人……否真一郎さんの話をした。
『僕は、君の兄である佐野真一郎さんに憧れているんだ』
｢へ？｣
僕は被っていた般若の面を外した。
『僕の名はA。これから先、君達がぶつかるであろうあるシマの息子だ！
君達と一緒に戦わせて欲しい！！』
｢待て、オマエ……今息子って言ったよな！？｣
ドラケンがそう言うと、その横でマイキーも頷いた。
『佐野真一郎は男だろ？
だから僕は、男になった！』
そう告げると、2人は揃って声を上げて驚いていた。
『その事で相談なんだけど……僕を君達の仲間に加えて欲しいんだ！』
｢オマエ、女だろ？……オレ達のチームは女を傷つけないことがルールだからオマエを入れることは出来ない｣
『さっきも言ったけど、僕は男になったんだ！……それでも無理なら……君たちを手伝うという役割でもいい！』
僕がそう言うと、それなら大丈夫と言ったようにマイキーが｢分かった｣と言ってくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まろん - 素晴らしいです！ものすごく面白いです！！ヤマトが好きなのでもう好きです！！更新楽しみにしてます (2023年3月4日 21時) (
レス) id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！応援してます╰(*´︶`*)╯♡ (2022年12月11日 13時) (レス) @page16 id: eb4de4b192 (このIDを非表示/違反報告)
りあぺん(プロフ) - ヤマトの成り代わりの小説初めて見ました！凄く面白く最高の小説ですね！続き楽しみにしています！✨ (2022年8月23日 3時) (レス) @page11 id: 0d77fdb877 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シフォンヌ | 作成日時：2022年6月15日 12時
