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Aがマイキー達の元を去って1ヶ月程が経ったある日のこと、茶色の毛皮を見に纏った数十人の部下と共にある2人が目の前に佇むマンションに向かって歩いていた。
それはAの父親であるカイドウからなる百獣の幹部である“飛び六胞”のうるティとページワンという姉弟だった。
その百獣の傘下でもある
家主からの許可も得たことで2人が扉を開けると、そこで待っていたのは10代目黒龍の親衛隊長である九井一だった。
｢お久しぶりですうるティさん、ページワンさん｣
｢御託はいいからさっさと上納金を寄越すでありんす！｣
｢姉貴……こんな所で辞めろよ｣
九井とうるティ、ページワンはそんな話をしていると黒龍の10代目総長である柴大寿が中に入るよう言った。
リビングに入るとそこに居たのは、大寿の後ろに10代目黒龍特攻隊長である乾青宗、そして対面するように座っていた大寿の弟である柴八戒と東京卍會の三ツ谷隆、花垣武道、松野千冬の姿があった。
｢あ？なんだコイツら！？｣
｢うるティさん、落ち着いてくれ……コイツらは俺たちと和平を結びに来たんだと｣
大寿がそう言うとうるティは少し威嚇するかのようにギロリと睨み付けると、大寿に向かって今回の上納金についてページワンに話すよう言った。
｢ペーたん、あちき疲れたから代わりに話すでありんす〜｣
｢え〜……めんどくせぇな｣
｢面倒くさくねぇだろうがペーたんよぉ！！｣
そうやってうるティがページワンの胸ぐらを掴みながら押し倒すようにすると、大寿が2人に声を掛けて上納金を渡した。
用事が済んだ2人が東卍の3人よりも先にその場を後にしようとすると、ページワンが三ツ谷の元に行きある手紙を渡した。
｢おい、Aからテメェらに渡せって言われた手紙だ……安心しろ、中は見てねぇ｣
｢あ、あぁ……｣
手紙を渡し、上納金を持ってきた鞄に入れ終わったページワンがその場を後にするように背を向けた瞬間、うるティがページワンに向かって姫抱きをするように言うとページワンは文句を言いつつも抱き上げてその場を後にした。
ページワンは手紙をAから預かった時のことを思い返しながら帰路についていた。
———ページワン、これを東京卍會の誰でもいいから会ったら渡してくれ!
———なんで俺なんだよ……
———だってうるティに合えば、何かと喧嘩になっちゃうし……
続く (更新停止中)
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まろん - 素晴らしいです！ものすごく面白いです！！ヤマトが好きなのでもう好きです！！更新楽しみにしてます (2023年3月4日 21時) (
レス) id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！応援してます╰(*´︶`*)╯♡ (2022年12月11日 13時) (レス) @page16 id: eb4de4b192 (このIDを非表示/違反報告)
りあぺん(プロフ) - ヤマトの成り代わりの小説初めて見ました！凄く面白く最高の小説ですね！続き楽しみにしています！✨ (2022年8月23日 3時) (レス) @page11 id: 0d77fdb877 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シフォンヌ | 作成日時：2022年6月15日 12時
