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まだ暑い日が続く9月のある日、僕が下校しようと下駄箱に向かうとそこにはマイキーの姿があった。
｢お、来たきた｣
『どうしたんだい、マイキー？』
｢今から話せる？ちょっと付き合ってよ｣
僕はマイキーの隣で下駄を鳴らしながら着いて行った場所は僕が生まれてから一度だって入ったことの無いパンケーキ専門店だった。
『こんな所に来て話って？』
｢まぁいいじゃん。はいメニュー、どれにする？｣
僕はどれにするか悩んでいたから無難にマイキーと同じヤツを頼んだ。
｢実はさ、Aのこと気になってあの後勝手に調べたんだ｣
『ウンウン』
｢百獣って苗字あんまり居ないからそこら辺にいる不良に聞いたらAに関する情報があってさ……Aの父ちゃんって関東を占めてるカイドウなんだろ？｣
『そうだよ……』
マイキーがまさかそこまでの情報を持っているとは思ってもみなかったからマイキーだけに教えた。
『あまり口外しないで欲しいんだけど、いいかな？』
｢ウン｣
『マイキーの言う通り、僕の父はカイドウなんだ……そして僕は前に君とエマに話した通り真一郎に憧れを抱いて、父に｢真一郎になりたい｣と言った』
｢確かに言ってたな……｣
『そしたら父にぶん殴られた』
こと細やかに話をして暫くすると、僕たちの方に近づいてくる人の気配がして無視をしていると、僕にソイツが話しかけてきた。
｢……探しましたよ、A坊ちゃん｣
『ササキ……』
｢え、誰？｣
『父に仕える幹部、“飛び六胞”の1人のササキってヤツ……それで、何しに来たんだ』
｢カイドウさんからの命令でしてね、坊ちゃんを迎えに来やした｣
『僕はそんなこと望んでいない……それにここで争いごとは避けたい……父には何とか言って今日は帰れ』
僕が睨みつけるとササキは困ったように肩を竦めて｢今回だけですからね｣と言って去っていった。
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まろん - 素晴らしいです！ものすごく面白いです！！ヤマトが好きなのでもう好きです！！更新楽しみにしてます (2023年3月4日 21時) (
レス) id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！応援してます╰(*´︶`*)╯♡ (2022年12月11日 13時) (レス) @page16 id: eb4de4b192 (このIDを非表示/違反報告)
りあぺん(プロフ) - ヤマトの成り代わりの小説初めて見ました！凄く面白く最高の小説ですね！続き楽しみにしています！✨ (2022年8月23日 3時) (レス) @page11 id: 0d77fdb877 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シフォンヌ | 作成日時：2022年6月15日 12時
