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2005年の7月僕、Aは怒りの顔をして渋谷の公演を歩いていた。
『チッ、あの牛ゴリラ……！』
僕がそんな捨て台詞を吐いていると何やら騒がしい声が聞こえてきて、それが気になった僕は興味本位で近寄ってみた。
その場にいたのは、同じクラスの花垣武道だった。
『あの子、僕と同じクラスの……でもあの子は僕のこと知らないだろうな』
実を言うと、僕は学校では般若の面を被っている。
僕はある人に憧れて、その人に近づくために女を捨てたと言っても過言では無い。
でも今ここにいたら、いつ父の側近が来てもおかしくないからと思って踵を返そうとした。
｢引けねぇんだよ！｣
『……！』
｢引けねぇ理由が、あるんだよ！｣
彼はそんな言葉を言うと、真っ直ぐに相手を見つめてボロボロな体で“絶対負けない”と言って笑っていた。
そんな彼の姿に、僕は関心を持った。
その後、相手の男は｢バットもってこい！｣と言った為、僕はそんな奴をぶちのめそうとしたその時、1人の声がした。
｢キヨマサー、客が引いてんぞー｣
声のする方に目を向けると、金の辮髪に僕より少し身長は低いけど背の高い男がいた。
たしか彼は東京卍會副総長の龍宮寺堅、通称ドラケン。
そんな彼の後ろからは小柄な、ハイトーンベージュの髪色をした男が呑気にどら焼きを食べていた。
彼もまた東京卍會に所属する総長、無敵のマイキーこと佐野万次郎。
そんな彼らとの出会いが、僕のこれからを左右するとはその時の僕には考えたこともなかった。
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まろん - 素晴らしいです！ものすごく面白いです！！ヤマトが好きなのでもう好きです！！更新楽しみにしてます (2023年3月4日 21時) (
レス) id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！応援してます╰(*´︶`*)╯♡ (2022年12月11日 13時) (レス) @page16 id: eb4de4b192 (このIDを非表示/違反報告)
りあぺん(プロフ) - ヤマトの成り代わりの小説初めて見ました！凄く面白く最高の小説ですね！続き楽しみにしています！✨ (2022年8月23日 3時) (レス) @page11 id: 0d77fdb877 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シフォンヌ | 作成日時：2022年6月15日 12時
