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しばらくして、ガビは1人で敵陣が潜んでいる荒野を歩いていた…それも、片足に爆弾を括りつけて。
｢おい、誰か来る！｣
｢女…それも子供！？
投降しに来るようだ！｣
｢いや待て…エルディア人かもしれんだろう｣
｢しかし、様子がおかしい…足枷を引き摺っているぞ｣
｢近い…きっとエルディア人だ…巨人化する前に打て｣
｢馬鹿言え…やるならお前のライフルだろう？｣
｢ﾊｧ…クソ！｣
敵陣の2人がそんな会話をしていると、ガビが自身の演技で荒野に足を引っ掛ける動作をして転んだ。
そして、ゆっくりと爆弾を括りつけていた紐を足から外して近くを走行している戦車を見つめた。
｢まだ…まだだ｣
｢動かないぞ？｣
｢構うな…撃て！｣
｢ここだーーー！｣
ガビは叫ぶと、爆弾を敵陣の戦車に向けて投げた。
｢…やりやがった！｣
｢ガリアード、ミッチェル急げ！｣
｢行くぞ…ノア、リア｣
『えぇ』
｢もちろんよ｣
ガビは作戦成功したことを喜んで自身の戦地へ戻っていたが、それも束の間、敵陣の2人のうち1人がガビに向かってライフルを発砲した。
｢ガビ！｣
｢寄せ、ファルコ！｣
ガビは近くにあった穴の中へ身を潜めようと入り、そんなガビを追いかけてファルコも中へ入っていった。
そこへ、顎の巨人へと姿を変えたポルコ、特別な力を持つ時の巨人、比翼の巨人へと姿を変えた双子の姉妹ノアとリアがやってきた。
｢ガリアードさん！
それに、ミッチェルさん達も！｣
『[リア、ポルコ。私が敵の攻撃の時間を遅くするわ、その間にリアはガビとファルコを拠点に送り届けて]』
｢[わかったわ、ノア]｣
巨人化した状態で足を勢いよく振り下ろして敵との時間を遅らせ、その間にポルコが敵陣のすぐ目の前に入っていった。
そして、ノアが今度は足をゆっくりと地面に振り下ろすと元の時間に戻り、残りの敵は壁のあるスラバ要塞だけとなった。
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薫凛(プロフ) - ポルコの作品少ないので見つけた時すごく嬉しかったです！更新頑張ってください！ (12月12日 21時) (
レス) @page35 id: 118bbc710d (このIDを非表示/違反報告)
よーむ - 続き楽しみにしてます (6月13日 18時) (レス) id: d50cce198b (このIDを非表示/違反報告)
かりな(プロフ) - 続き楽しみです (2023年3月7日 23時) (レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
hijirichan4224(プロフ) - 華衣さん» 喜んで貰えて嬉しいです！漫画を元に進めていって、最後まで終わったらアフターストーリーも書いていきますね！ (2022年2月14日 23時) (レス) id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
華衣(プロフ) - シフォンヌさんが作られたこの小説のファンの一人です。ポルコを救済してくれてありがとうございます。 (2022年2月14日 23時) (レス) @page15 id: 648bde2b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シフォンヌ | 作成日時：2022年1月24日 0時
