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切羽詰まったような声で調査兵に聞かれ、ガビとポルコ達は驚いた。
｢その武器は一体なんだ！？｣
｢その子がやったのか！？｣
｢まさか…マーレからの侵入者のガキか！？｣
｢…！！｣
ガビとポルコ、ノアはどういえばいいのか分からず、言葉を詰めたが、カヤが助け舟を出した。
｢違います！！私達は厩舎で一緒に暮らす家族です！｣
｢…カヤ｣
｢『…』｣
｢巨人を殺したのは俺です！元マーレ兵捕虜なので、この銃が使えました！｣
｢そげなこつより私たちを安全な所まで連れてってください！｣
｢助けてよ兵士さん！｣
｢お願いします！｣
その言葉を聞いた調査兵は、安全なところまで全員を誘導した。
ポルコとノアは、ガビの前を歩いていた。
｢何で…私を…庇ったの？｣
｢そっちこそ何で…私を助けたの？それも…命懸けで｣
｢…さぁ｣
｢私は、あなたを殺そうとした…私…悪魔なんでしょ？｣
｢違う、悪魔は私｣
ポルコとノアは、その会話を前で静かに聞いていた。
グッと自身の手を握り締めているノアの様子を見て、ポルコはそっと手を握った。
｢私は…人を何人も殺した…褒めてもらうために。それが…私の悪魔｣
｢そいつは俺の中にもいる。カヤの中にも、誰の中にもみんなの中に悪魔がいるから…世界はこうなっちまったんだ｣
｢…じゃあどうすればいいの？｣
ガビはニコロのいる後ろを振り返り、ポルコとノアもニコロの方を振り返った。
｢……森から出るんだ。出られなくても…出ようとし続けるんだ｣
ニコロのその言葉にポルコとノアは目を合わせて頷いた。
『ガビ、カヤ…行こう』
｢俺達も、今のアンタの言葉を聞いてやっと分かったよ…カヤ…だったか？悪かったな…見たことも無いお前たちを悪魔だとか散々言って…｣
2人は改心したように、ガビとカヤに手を伸ばして2人の手を握ると、前を歩いているブラウス一家に着いて歩いていった。
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薫凛(プロフ) - ポルコの作品少ないので見つけた時すごく嬉しかったです！更新頑張ってください！ (12月12日 21時) (
レス) @page35 id: 118bbc710d (このIDを非表示/違反報告)
よーむ - 続き楽しみにしてます (6月13日 18時) (レス) id: d50cce198b (このIDを非表示/違反報告)
かりな(プロフ) - 続き楽しみです (2023年3月7日 23時) (レス) id: 7fdaa38abf (このIDを非表示/違反報告)
hijirichan4224(プロフ) - 華衣さん» 喜んで貰えて嬉しいです！漫画を元に進めていって、最後まで終わったらアフターストーリーも書いていきますね！ (2022年2月14日 23時) (レス) id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
華衣(プロフ) - シフォンヌさんが作られたこの小説のファンの一人です。ポルコを救済してくれてありがとうございます。 (2022年2月14日 23時) (レス) @page15 id: 648bde2b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シフォンヌ | 作成日時：2022年1月24日 0時
