無能力者最強と最強の消防官参 (ページ1)

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100.また。ページ1

暫し一同が驚きのあまり静止するなか、Aは呑気にも鼻唄を歌っている。

A「久々のこっちは矢張良いねェ。空気が美味しいなぁ」

紅「…ッ！？お、おまっ、いつ帰ってきた！！？」驚

目を丸くする紅丸にAは悪戯めいた笑みを浮かべる。

A「…ちょっと兄さんを押し退けて笑」

ああ、でも。

と小さく呟くAは言葉を続けた。

A「そろそろ、時間…かな……また今度、ゆっくり………帰って………」ふらっ

紅「お、おい！？Aッ！！」

どさり、と急に後ろに倒れたAを案じ、その場にいた全員がAを囲む。
と。

燈夜「いったぁ…！！？
ちょっと、何なんだよもう！おい、涼夜！勝手に代わった挙げ句、勝手に消えやがって！危うく僕の美しい顔に傷をつけるところだったじゃないか！！」

Aではなく燈夜が、居もしないAに怒りつつ目を覚ました。

紅「…Aと違いすぎるだろ…」ぼそっ

燈夜「何か云った？」

紅「いや何も」(ㆆ_ㆆ)

ともあれ、と紺炉が場の空気を変える様に云う。
紺炉「Aは何時だかわからねェが吃度帰ってくんだ。しおらしい雰囲気は止めようや。燈夜、打ったとこ冷やしてやるから、ついてこい」

燈夜「はぁーい、ありがと！」

✕✕

三千世界の烏を殺し主と朝寝がしてみたい。

これは、誰が云ったのだったか。

嗚呼、駄目だ。

思い出せねェ。

俺は。