9話 ページ10
＿爆豪side
デクとはまた違う意味で昔からイライラの種だった
なんでこんな女が俺と張り合える力なんか持ってやがんだって
知性も
運動も
ﾞ個性ﾞも
俺は周りの奴らより上だった。
でもあいつは当然のように俺と張り合えるような結果を出してくる、実際に負けたことも何度もあった
そして俺に勝っても喜ぶでもねぇ、負けても悔しさを見せるわけでもねぇでただいつも平然としてやがる
一人勝手に張り合ってる俺がバカバカしく感じていつも腹が立った。
それに続く座っている肝
俺が睨んで掌で少し爆発を起こしゃあ男でもビビるところをあいつだけは、どれだけキレて個性を見せても全く臆さなかった
俺が小学も上に上がってきたころ
理由は忘れたが今までで一番めんどくさいキレ方をして個性で暴れた時があった
誰もがビビッて
大人ですら手がつけられない状況だったらしい
でもAは_
『今日はいつも以上に暴れてんねかっちゃん。でもそろそろ止めといたら？』
ビビるどころかいつもの俺に話しかけるみてーに笑って声をかけてきた。
もちろん俺は苛ついててそんな忠告は聞かねぇでAを黙らそうと襲い掛かかろうとした
『いい加減にしないと怒るよ、゛かっちゃんﾞ』
俺の目の前にきてソイツは笑った
その瞬間
俺は個性関係なく体が硬直した
Aの細めた瞼の隙間から見えた瞳は俺だけをとらえて光って見える
ﾞかっちゃんﾞ
そう呼んだ時の威圧と殺気に
俺は一瞬血の気が引いて無意識に一歩後ずさっていた
猫みてぇな黄色い目と
闇に染まったみてぇな真っ黒な目
まるで真逆の二つの目が細められて俺に向けられる
まるで俺のすべてを見透かそうとしているような、そんな眼をして
それと同時に気づいた
中学に入ってからなぜかﾞ個性ﾞを周りではあまり使わなくなったA
そのﾞ個性ﾞを久しぶりに見た俺は
すぐに気づいた。
力が、昔の比じゃねぇ……。
気づいた瞬間焦った
こいつに俺の力はもう通用しねぇんじゃねぇか、こいつに置いていかれてんじゃねぇかっつー一瞬の焦り
頭にそんなことがよぎると俺はイライラして自分の頭をかく
クラス全体に殺気を向けて、笑顔で圧をかけてきた張本人は俺の後ろの席でのんきに寝てやがる
人の気も知らねぇで。
俺は内心毒ついたあと再び前を向いた
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生ハム - 今読んだんですが、イラストがめちゃくちゃうまいです。しかもかわいい (2020年8月17日 16時) (
レス) id: 14a540efb2 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 黒(プロフ) - 007~化ヶ狐~さん» わざわざ指摘ありがとうございます汗変換ミスしてました汗 (2018年12月24日 23時) (レス) id: 8f941708af (このIDを非表示/違反報告)
007~化ヶ狐~(プロフ) - 爆豪が爆轟になってますよ (2018年12月23日 21時) (レス) id: 4595cecf49 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 黒(プロフ) - てんてんさん» ありがとうございます泣！！もっと画力があればハイレベルなものがかけるんですが…。これからも頑張ります！！ (2018年10月31日 18時) (レス) id: 200114108b (このIDを非表示/違反報告)
てんてん - この小説めちゃ面白いです！光影ちゃんのイラストかわいいっす！あんなの描いてみたい…続編も頑張ってくださいね！ (2018年10月31日 18時) (レス) id: 2caff0ed27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樺那鞠 | 作成日時：2018年9月25日 11時
