29話 ページ30
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その髪色の分かれ方がまるで自分の髪のようにそっくりで一瞬目を見開く
髪色だけで判断することじゃないけど
もしかして
『「お前も個性２つ持ってるの??/か??」』
口を開いた瞬間
轟と呼ばれたやつと言葉が完璧にかぶった。
被ったってことはそういうことだよな。
自分以外で2つ以上個性持つ奴と会ったのは初めてだな、やっぱいるんだ
私は轟に体を向けながら自分の席に座った。
私はこいつに興味を持って話を続ける
よく見れば、髪の色が違えば瞳の色も左右で違うと言うところも私と同じだ
右目が黒で、左目が透き通るような青のきれいなオッドアイ
「俺は轟焦凍」
『光影A、よろしく。轟はどんな個性？』
「俺は…左が炎で、右が氷結だ」
初対面の今あったばっかのやつに言ってくれるもんかなとも思ったけど
案外優しいやつなのかあっさりと教えてくれた
『炎と氷かぁ、その2つがあるのは強そうだな』
そう言えば轟は推薦なんだっけ、個性の強さだけじゃなさそうだな
こいつは明らかにトップクラスの実力者
私はそう思うと
内心どこかゾクゾクした気持ちになる
「お前も右側の髪色が同じだな、お前も氷か？」
『いいや、私の個性は“光”と“影”
白だからわかりにくいけどほら、右目は黄色なんだ。左目は真っ黒だけど』
自分の右目を人差し指でさしながら笑ってそう言うと成程、と答える
「…光影も個性婚か何かか？」
さっきとはあからさまに低い声だった
私はその声と冷たい瞳に一瞬ゾワっとした
その目は酷く鋭く見え
何かを憎んでいるような目に見えた
光影 も、
その言い分から轟の親はそうってことになる
私たちの間の会話はさっきより重いものへとなって行った
『…私の親は違う、そういう理由で結婚するような両親じゃない。たまたま私が両親の個性を綺麗に半分ずつ受け継いだだけ、私はこの個性に誇りを持ってる』
『だからそんな言い方、私の前で二度とするな』
悪気はないんだと思う、分かってる。
でも、轟の言い方に少しだけ腹が立ちつい言い方を強めてしまった
すると、「悪ぃ」と少し俯き謝罪してくれた轟。素直に良い奴ではあるんだな
『いいよ、こっちも言い方悪かった』
そう言い顔上げてといえば、轟は顔を上げた
『轟の両親はそうだったの』
私がそう聞くと轟は家のことを少し話してくれた
「俺の親父はエンデヴァーだ」
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生ハム - 今読んだんですが、イラストがめちゃくちゃうまいです。しかもかわいい (2020年8月17日 16時) (
レス) id: 14a540efb2 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 黒(プロフ) - 007~化ヶ狐~さん» わざわざ指摘ありがとうございます汗変換ミスしてました汗 (2018年12月24日 23時) (レス) id: 8f941708af (このIDを非表示/違反報告)
007~化ヶ狐~(プロフ) - 爆豪が爆轟になってますよ (2018年12月23日 21時) (レス) id: 4595cecf49 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 黒(プロフ) - てんてんさん» ありがとうございます泣！！もっと画力があればハイレベルなものがかけるんですが…。これからも頑張ります！！ (2018年10月31日 18時) (レス) id: 200114108b (このIDを非表示/違反報告)
てんてん - この小説めちゃ面白いです！光影ちゃんのイラストかわいいっす！あんなの描いてみたい…続編も頑張ってくださいね！ (2018年10月31日 18時) (レス) id: 2caff0ed27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樺那鞠 | 作成日時：2018年9月25日 11時
