21話 ページ22
・
集まったのはバカ広い実技試験広場
入口の前にはすでにスタンバイした人が大勢いる
仮想敵か…想像より強くなかったら楽なんだけど…。…てか、周りに集う人たちが私以上に呑気すぎて呆れてきた。
なんというか気が緩みすぎというか、本当にこいつら真面目にやる気あんのかと思う奴が多い
ほぼ生半可な理由で受けている私が言うのもなんだけど。
さっさと始まらないかな、
と軽く体を動かしストレッチをする。
しかしこんだけの人数が前にいれば始まってからの出だし遅れるなぁ…よし
私はストレッチを終えて気を入れると口元を狐にする
スタートの合図を待ち望む中、その合図はきた
《はいそれじゃあスタート》
入口の門についたスピーカーから
プレゼントマイクの声が聞こえるとともに、自分の影を空中に出し具現化する
空中にできた影の足場を飛び移り、私は一番乗りで会場に入った
他の人たちは急にスタートするとは思わなかったらしく
未だスタートラインで固まっている人がほとんど
本当にヒーロー志望か？とちょっと呆れる
さて、さっさと見つけたやつから潰していこうか
周りを見渡しながら仮想敵を探す。
あ、いた。
走っていると建物の死角から出て来た1とかかれたロボット
私は口角をあげ一直線にロボに突っ込む
近づけば私を標的にし
攻撃をしようとするロボの腕をジャンプし上空に飛び避ける
左手をバッと広げれば敵の影が一段と濃くなり敵の足場に広がる
それを確認してから左の掌を上空に向け、勢いよくあげる。
次の瞬間、影から黒い剣山のようなものが飛び出し
仮想敵を下から串刺しにして破壊する
敵は関節部分が外れバラバラと崩れ、
影は用が済んだと言わんばかりに敵の影の形に戻った
確か行動不能にしたらよかったはず
1Pがこの強さなら2.3を探し潰した方が効率的か
地面に降り立つと再び走り始める
ここでやっと他の入学志望者がチラホラと見え始めた。
やっとか、こんな奴らには負けたくないな。
自分で言うのもなんだけど
私も勝己と同じくらい他の奴に対してひねくれてるかもしれない
そのあとは同じ工程だ
できるだけＰが高い仮想敵を探し潰す
でもＰが上がるだけやっぱり1とは強さが違った
『まぁ、さほど関係ないけど』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 583人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
生ハム - 今読んだんですが、イラストがめちゃくちゃうまいです。しかもかわいい (2020年8月17日 16時) (
レス) id: 14a540efb2 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 黒(プロフ) - 007~化ヶ狐~さん» わざわざ指摘ありがとうございます汗変換ミスしてました汗 (2018年12月24日 23時) (レス) id: 8f941708af (このIDを非表示/違反報告)
007~化ヶ狐~(プロフ) - 爆豪が爆轟になってますよ (2018年12月23日 21時) (レス) id: 4595cecf49 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 黒(プロフ) - てんてんさん» ありがとうございます泣！！もっと画力があればハイレベルなものがかけるんですが…。これからも頑張ります！！ (2018年10月31日 18時) (レス) id: 200114108b (このIDを非表示/違反報告)
てんてん - この小説めちゃ面白いです！光影ちゃんのイラストかわいいっす！あんなの描いてみたい…続編も頑張ってくださいね！ (2018年10月31日 18時) (レス) id: 2caff0ed27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：樺那鞠 | 作成日時：2018年9月25日 11時
