人質が口うるさくしてんのはムカつく ページ28
それからは本当に何も覚えてない。
ただ、今の状況だけが理解できる。
この、私と縁だけしかいなかった島に
薫が連れてこられた。
だから私は薫の部屋にいる。
監視係。
「……ん…………」
今起きたみたい。
「……A…………!？」
『そう。ここは縁の……家みたいなもの。じゃあ、私はご飯作ってくるから』
縁もお腹空いたかもしれない。
三人の作ればいい。
……材料はあると思う。
だけど、何を作ろう。
『……お米。……炒飯かな』
お米と野菜と調味料を用意する。
割りと無心になってるとすぐにできる感じ。
焦げないか心配。
「A、なんでこんなところに居るの？」
『……』
「無視しないで!!私は、Aのことを家族のように思っているから」
『家族？何言ってんの？』
「え……」
『あんたはただの口煩い餓鬼。家族だなんて思わないで、自分の今の状況分かってる？』
そんなこと言いながら自分も分かってないけど。
お皿に炒飯を移しながら話す。
『……やっぱり分かんないんだね。あんたはただの人質。東京では、あんたは死んだことになってる。けど、もうそろそろあいつらが来るんじゃないかな』
そう言った途端、ある女の子の笑顔が頭の中に鮮明に映し出された。
菖……。
「……人質」
『はい、食べな。これ、縁のとこ持ってって』
「……ありがと」
なんでお礼をするのか分からない。
人質なのに。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
お久しぶりです。
更新が遅れてしまいすみませんでした。
言い訳をしてしまいますと、しばらくの間インターネットに繋げることができなくなっていまして……
今日、やっと繋げられました。
また更新をしていきます。
お待たせして申し訳ありませんでした。
大丈夫だよ、安心して見てればいいんだから→←結局、私は男に勝てない女なんだ
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小桜(プロフ) - 最近るろうに剣心にハマって、この作品を見つけました。起承転結があって、とっても面白かったです！ (2021年4月21日 20時) (
レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編おめでとうございます(≧∀≦)面白かったです(≧∀≦)続きが、すごく気になります(≧∀≦)これからも、頑張って下さい(≧∀≦) (2018年4月8日 23時) (レス) id: e4c62973b8 (このIDを非表示/違反報告)
ZR(プロフ) - 桜来さん» ありがとうございます。更新頑張るので、よかったら応援よろしくお願いします…! (2017年4月8日 18時) (レス) id: cb84748bfb (このIDを非表示/違反報告)
桜来 - 続き気になります！この小説大好きです！ (2017年4月8日 16時) (レス) id: 578363f920 (このIDを非表示/違反報告)
nana☆(プロフ) - ZRさん» いえいえ(´∀｀*) (2016年10月10日 23時) (レス) id: c577ffdbde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ZR | 作成日時：2016年3月19日 23時
