私は嬉しかったけど、俺は悔しかった ページ21
いきます。
「極彩可憐流もどき 二の奥義 見よう見まね華開風閃!!」
「っ……かはッ……………」
「菖〜……今、何やったんだよ」
弥彦君が来ました。
見られました、ね。
「……この人、多分危険人物です。Aさんにとって。だから真似をしてみました。どうでしたか？私、綺麗にできてましたか？」
「あぁ……。とりあえず、戻ろうぜ。Aが心配してた」
「…………はいっ！」
ー弥彦ー
今、何が見えたか一瞬分からなかった。
とにかく、速かくて、綺麗だった。
木刀が、曲線を描くように男の胸に当たったと思ったら、男が上に跳ばされた。
それは本当に、ただの一瞬で
菖と俺じゃあ格差がある、と思った。
俺の方が先に剣術を習っているのに、既に負けてると思った。
「くそ……」
なんで、俺はあんな風に上手く出来ないのかって、悲しくなった。
「弥彦君、どうかしました？」
「…………いや、なんでも。ところでさ、菖。俺にくらいは敬語使わなくてもいいんじゃねーの？」
「え？あぁ、そうかもで……そうかもね。私の方が年上だし」
菖の方が俺よりも強くて、なのに敬語使ってるのは苛立っていた。
馬鹿にされせるみたいで、嫌だった。
「あっ、Aさん！」
『こらっ菖、帰るの遅かったよ〜』
「ごめんなさい、家に帰ってました」
『そっか、じゃあ仕方ないね。あと弥彦、ありがとう』
「お、おう」
Aの優先順位は、いつでも俺より菖だ。
俺の方が先にAと会ってるのに
菖は俺よりも後なのに。
俺は、正直剣心よりもAのほうを尊敬してるし
Aの方が強いって信じてる。
あの、志々雄の手下の巨大な男の強烈な太刀を、Aは受け止めていた。
そのあと、見たこともない技を出した。
俺は、あのAを見て剣を極める、というのは何なのかわかった。
そんなAの技を菖が出しているのがすごい羨ましかったし、だけど恨めしかった。
なんであの速さができないんだろうって、なんで剣を上手く扱えないんだろうって、すごい悔しかった。
あいつを殺した人は＿＿＿＿→←あくまで"もどき"なので、これじゃ怒られますが
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小桜(プロフ) - 最近るろうに剣心にハマって、この作品を見つけました。起承転結があって、とっても面白かったです！ (2021年4月21日 20時) (
レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編おめでとうございます(≧∀≦)面白かったです(≧∀≦)続きが、すごく気になります(≧∀≦)これからも、頑張って下さい(≧∀≦) (2018年4月8日 23時) (レス) id: e4c62973b8 (このIDを非表示/違反報告)
ZR(プロフ) - 桜来さん» ありがとうございます。更新頑張るので、よかったら応援よろしくお願いします…! (2017年4月8日 18時) (レス) id: cb84748bfb (このIDを非表示/違反報告)
桜来 - 続き気になります！この小説大好きです！ (2017年4月8日 16時) (レス) id: 578363f920 (このIDを非表示/違反報告)
nana☆(プロフ) - ZRさん» いえいえ(´∀｀*) (2016年10月10日 23時) (レス) id: c577ffdbde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ZR | 作成日時：2016年3月19日 23時
