いや、私だって悲しいと泣きますよ?人間だもの ページ8
『はぁ〜。さっぱりしたぜい』
……なんか今日はどっと疲れたな…。
こんなとき…昔ならあいつが「お疲れ様」って言ってくれたっけ。
『………』
「おい、ぼけらっとしてんじゃねぇぞ」
『…おぅ、やっくん。可愛いねぇ』
「バカにすんじゃねー!!」
さてと。薫のとこに戻ろ〜
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『おかげさまでさっぱりしました〜。お風呂ありがとうございます』
「いえいえ。じゃあ私も入ってきますね」
おぅ…薫が行っちゃったぁ…………。
しょうがない。
『剣心』
「なんでござるか?」
『ちょっと、寄りかからせて』
そういって剣心の横に座り、剣心に寄りかかる。
なんか落ち着くなぁ…………。まるであいつみたいだよ。
『ん?剣心、顔赤いよぅ?もしかして私が女だと思ってんのか?』
「あ、赤くなど………。Aは女でござろうが」
『うん、女に見えるならよかったよ。仮にも小町って呼ばれてたしね』
……昔、言われてたなぁ
<ひ、人切り小町だ…!!>
<逃げろ!!殺されるぞ!!>
あ、その時にあいつが言ってくれたな
<彼女は優しい人です。そんなに怖がったら可哀想…。それに、人斬りというのは新時代を造るためにあるものなのでは……>
「A、大丈夫でござるか?」
『え?』
「涙が……」
あれ?おかしいな?
涙が……とまらない。
「何かあったでござるか?」
『…昔を思い出しただけ、剣心には関係ないことだし別に……大丈夫。』
「そうでござるか……」
『……ごめん。ちょっと泣いてもいい?』
「あぁ」
剣心…優しいな。
それからはずっと泣いていた気がする。
眠いよ……泣いてる暇あったら寝ればよかった!→←お風呂って気持ちいいよね〜
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作者名:ZR | 作成日時:2016年1月29日 22時