強制命名:さーくん ページ6
なんか…道場の中に入って殺ろうぜ、とか言われて来ました。あそこでいいのに(道の真ん中)
「よし……喧嘩…始めだ、剣を抜け」
私はさーくんが言う通り、剣を抜く。そして、さーくんが動き出してから剣を鞘にしまった。
だって素手の相手には素手で向かいたいもの。
「チッ…俺相手には剣すら使わねぇのかよ…クソッ!!やっぱりお前、倒してやる!!」
と、言いながら私の方に殴りかかってくる………うわ、あれ当たったら流石に痛い!!
とりあえず避けるか……っ
「なにあれ、速い……剣心と同じかそれ以上じゃない…？」
「ああ、拙者…Aに速さで勝ったことはもちろん、何も勝ったことはない。Aが飽きてやめた…ところでやっと勝負が終わることしかなかった」
「じゃあAは剣心以上なのかよ……!？」
「はぁ…はぁ………くそッ、避けてばっかねぇで喧嘩にこいよ…ッ!!」
『……了解。飛天御剣流…顔面殴り』
「ぐっ……って、所詮女。その程度か」
飛天御剣流関係無いな……てかさーくんうたれづよ〜いっ！
かっこいい！
……剣抜くしか無いかぁ
『ここから本番……飛天御剣流…九頭龍閃!!』
「かは……ッ」
私の九頭龍閃を避けられる人なんて…そうそういないからね。
師匠がすごく教えてくれた技だし
「…一発で左之助を……!？」
『……弱い…。私に喧嘩売るなら、もっと強くなってね。そしたらちゃんと戦ってあげるからさっ！さーくん♪』
「あ、あの…A……は、なんのためにそんなに強くなったの？」
私が強くなった理由…？
『……………別れた友達のためにだよ。でも、その子は…何者かに殺された。………今でも犯人は分からないんだけどさ、私はそいつのことを絶対に許さない。死んでも絶対に許さない。そいつのことを殺してや………………
……まぁ、友達に会うため、だよ。』
……雰囲気が暗くなったな。
『ま、あんまり気にしないで……って、さーくん大丈夫？』
お風呂って気持ちいいよね〜→←女のくせに、とかやめてほしい…
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西洋刀
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作者名：ZR | 作成日時：2016年1月29日 22時
