私はまだ…………まだ赦されないから……。 ページ41
『お団子おいしかったぁ……。これは何百年後でもみんなの心奪うね。』
………
『たぁーっだいまぁ〜っ!』
「おかえりなさ〜い、A」
『おぅ、……ねぇ、みさちゃん』
「ん、なぁに?」
『ありがとね、こんな私を泊めてくれて。私は……この京都で血の雨を降らせてたってのに』
「A、それは昔のこと…それは人切り小町でしょ?ここに泊めてるのはAだから。人切り小町じゃないからね」
………私は…人切り小町じゃない…の?
この手で……何人…数百人もの人を切ってきたのに……。
でも、私はまだ赦されない。
だからこそ……………
その分、人助けをする。
私の一生を使って、犠牲になった人の分までやってやる。
………はぁ。
『みさちゃん、ありがと。なんか元気出たよ』
「そう?ならいいけど……あっ、そうだ。もうすぐ晩御飯だよ」
『はぁい』
そうだ、忘れてた……。
答…………出ない……。
悪・即・斬
……私、馬鹿か。
「A、操ちゃん、ご飯ができたわよ」
『「は〜い」』
菖……今ごろお別れ会してるのかな。
まぁ、明日に聞いてみよう。
『いっただっきま〜すっ!』
みんな〜東京にかえりますわよ〜っ!→←そうか……明日、東京に戻るんだよな
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西洋刀
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作者名:ZR | 作成日時:2016年1月29日 22時