ありがとう、私はあなたの妻で幸せでした。 ページ37
『恵〜、どっちの花がいいと思う?』
「そうねぇ……右かしら」
『じゃあこれくださ〜い』
「はいよ」
ただいま、墓参り用の花を買っています。
綺麗な菊を買いました。
これなら二人も喜んでくれるでしょう。
『じゃあ……Let's go!』
まずは親友の方。
『………久しぶり。最近、来てなくてごめんね。色々と忙しかったんだ。……この菊綺麗でしょう。これ、私の…友達が選んでくれたんだ。ほら、まぁ…あんたには別の花の方が似合いそうだけど…ね。じゃあ、また近いうちに来るね』
「もういいの?」
『うん。長くいすぎても辛いし。次行こう』
………あったあった。
『久しぶり〜。いやぁ……あんたも小さくなったねぇ。私の前を歩いていた男だったのにさ。そうだ、今日はね…ちょっと色んな言葉を言おうと思ってきたんだ。
1つ目、[馬鹿]。
なんで妻の私を置いてくのさ。それなのに最期の言葉は何よ。[俺のあとを追うなよ]だって?そんなこと、あんたに言われるまでもないわ。私には…まだ、色々あるからね
2つ目[ありがとう]。
なんだかんだ言って、楽しかったよ。あんたと夫婦になれてよかった。今でも感謝してるんだからね
3つ目[ごめんなさい]
さっき、あんたの後は行かないって言ったけど、前言撤回だわ。本当は何回も死のうとしてた。周りの人が止めてくれたけどさ。だから…最期の言葉、あんたの最期の望みをダメにしそうだった、ごめん。
総司、ありがとう。
私はもう、沖田Aじゃあないけど、あんたの妻だったと言うことは忘れないでよ!いい?それとこの両刃刀返すよ、ありがとう。じゃあね!
また来年…ね!』
「今度は長かったわね」
『私の最愛の夫だからね、恵も、さーくんが死んだらこのくらいいうでしょ』
「なんであいつが出てくるのよ」
お風呂大好きです。お嬢さん、一緒に入りません?→←私は小町ですからね、告白の1つや2つで同様などしましぇ…せんっ!!
ラッキーアイテム
西洋刀
62人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ZR | 作成日時:2016年1月29日 22時