私は女子剣士、人切り小町。【るろうに剣心】 (ページ28)

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助ける。そのために、戦う。ページ28

「う、うるせー！Aこそ、助けるならもっと早く……」

『しーさんの味方したらあいつを殺した犯人教えてくれるって言ったんだよ。命かけて探してるものを教えてくれるなんて、やっくんならその交渉乗るでしょ？私も人間。いい条件には乗っちゃうんだよ』

「A……本当に、ありがとう」

「…貴様…もしや人切り小町か？」

だとしたら何なんだよ。

人切り小町でも、人は助けられるのにな。

『さてと…始めますか。』

「貴様…いや、人切り小町。あの抜刀斎を上回るとされている者か。不二の大刀をさばくとは。じゃが、いかに強いやりがいだとしても巨像の前ではひとたまりもない。不二という世紀の怪物に敵う人間等おらんのだ」

『うっさい、じーさん。一人言は外でやれ。私はな、今不二と話してるんだ』

「…話す………あの化物と…？」

『今の一刀よかったよ。衝突の際に手の内を絞めるという剣術の基本がしっかりと守られてる。理知を知らぬ馬鹿とか、ましてや化物や怪物なんかじゃあこうはいかないよ。ね？』

「耳を貸すなふ」

『うっせぇっ!!』

「ヒッ」

あっ、つい感情的に………。

しょうがない…よね？ね？