この笑顔のためならなんだって…!! ページ14
あの後何となく入ったお店。
なんか……これと同じもの、みたことある。
この簪。
なんだったかな………。
…………………。
「お嬢さん、その簪が気になるんですか?」
『え?あ……綺麗だな、って思いました』
「そうですか、よかったです。これ、昔…お嬢さんに似た女の子がすごく誉めていってくれたものでね。
特別に安く売ってあげたものなんですよ。
その女の子に売った後すごく売れてね、いやぁ…その女の子は神様か何かだと思ったよ、ははは」
『へぇ〜、可愛い神様ですね。私もこれ欲しいな…。この簪、2つ下さい』
「はいよ〜」
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いやぁ〜……あの叔母さん、よくあんな昔のこと覚えてたな。
思い出したよ、この簪。
昔買って、あいつにあげたよ。
……すごく似合ってたなぁ…。
ドンッ
『…っ……どこ見て歩いてんだよ、この……………あ゙…斎藤……』
「……すまないな、こんな小さいやつ見えなかった」
『うっさいわ!!小さくないし!!』
はぁー…こいつも変わらないな……。
………あ、流石に今は剣を振るわないだろうけどね。
『あ、斎藤!!1つ聞きたい』
「なんだ?」
『牙突ってどーやるの?』
「……は?」
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・
『たっだいま〜』
「おかえりなさ〜い」
『あっ、薫…これあげるよ』
さっき買った簪。
喜んでくれるかな〜?
「え…こんな綺麗な簪………。ありがと…っ!」
『どういたしまして。』
牛鍋ってめちゃくちゃ美味しいねぇ→←……仇を討つから、待っててね
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西洋刀
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作者名:ZR | 作成日時:2016年1月29日 22時