可愛いって最強だよね ページ11
「312!!313!!」
『やっくん？』
「ん？……げ」
ちょ……「げ」って何ですか。
『やっくん、頑張ってるねぇ。まるで昔の私みたい』
「嬉しくねぇし。俺は今、素振りしてるんだ。邪魔すんじゃねぇぞ」
……場所はとられちゃってるか。
にしても、本当に昔の私みたいだ。
強くなりたい一心であんなに…。
『やっくん。かかってきな、少し稽古つけてやるよ』
「え…」
やっくん可愛い!!
なんか…顔が[ﾊﾟｱｯ]ってした!!
「おう…いくぞ!!おらぁっ」
『おっと…うん、いいよ。10とは思えないくらいしっかりしてる。』
やっくん可愛いよ…
表情がころころ変わる、可愛い…。
「っしゃあ!!もっと強くなってやるからな!!おらあぁっ!!」
『うぃっと。うん、さっきよりもいい剣だ。やっくん、強いね』
「おうっ！次だ。おらぁっ!!」
『よっ…と。』
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「あら、弥彦。朝から頑張ってるわね」
「ああ！Aに稽古つけてもらったんだ」
「そうなの。じゃあ少しくらい強くなったのかしら」
『かなり強くなってるよ。やっくんすごいよ〜』
本当だよ、すごく強くなったよ。
大人5人くらいなら余裕で倒せそう。
あ、これからどうしよう…。
剣心に会うっていう目的は果たしちゃったし。
『ん〜……犯人探しかな』
「え？」
『あ、これからどうしよっかな？と思ってさ』
「あ……よろしければ…ですけど…。家に住みませんか？剣心も昔からの知り合いがいた方が嬉しいでしょうし」
………は？
『ちょっ………薫、女神ですか。薫がいいのならお願いしたい。』
「もちろん！私だって男の人とだけ暮らすのも悲しいし」
何故敬語が抜けた。
別にいいけど。
「やったぁ!!」
何これ、すごい可愛い。
私、死んでもいいや。
朝飯からうますぎる……。もう死ぬわ。→←夢見るなんて…3日ぶりかな。あ、間違えた。3週間ぶりだ。
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西洋刀
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作者名：ZR | 作成日時：2016年1月29日 22時
