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「イテテ、」
「大我かっこよかったのにまさか最後転ぶとはね！」
「きょものファン今日でめちゃめちゃ増えてたよ」
季節は秋
文化祭最終日、一台の自転車と歩く6人
「てか北斗可愛かった〜」
「ほんとなんであの役やらされたんだろ」
お化け屋敷をやった北斗と高地はまだ少し顔に残るメイクを落としていた
「貞子なのに怖くないし、てか可愛いし」
「ただ髪長いオバサンみたいだったよね」
クラスの女子が北斗に女装してほしいという願いから着せたものだということを知っている高地は押し黙った
「あと半年もないのかー」
落ちる紅葉を見ながら慎太郎が呟く
あと半年、
それでこの景色とは別れを告げなければならない
「そろそろ本格的に勉強なんでしょ？」
大学進学組の高地、京本、慎太郎そして北斗にジェシーは尋ねた
家の手伝いをするジェシーと専門学校に行く樹はこの先6人で遊べなくなるだろうことを嘆いていた
「まあね。でもそんな変わらないよ。慎太郎と高地は予備校だけど、でも今までもそうだったしね」
家庭教師をつける京本と自力で勉強派の北斗は2人を見て頷いた
季節が変わったからといえ6人の関係性が変わるわけではなく
夏に決意をしたジェシーも何だかんだ6人でいる心地良さに身を任せている
最近はもっぱら勉強ばかりで、久しぶりに今日の文化祭で笑う北斗が見られたと樹は喜んでいた
夜遅くまで電気が点き、朝早くから物音のする隣の家の北斗の部屋
今まで以上に頑張っている北斗を樹は応援していた
「あ、今日本屋寄って帰ろうと思ってたんだった」
もうすぐ商店街というところで北斗が呟く
「新刊だよね？俺も読みたかった」
またもや読書トークに花を咲かせる慎太郎に京本は少し口を尖らせたかと思えば、ねぇ北斗と声をかける
「気分転換に本読みたいんだけど何かいいのない？」
北斗の好きなものは俺も好きになる！
そう宣言していた京本を思い出して高地は苦笑いした
「じゃあ一緒に本屋行く？」
「行く行く！」
「は？俺らもついてくし」
「ジェシーも樹も読まないじゃん、どうせ雑誌コーナーでしょ？」
「は？グラビアばっか見てるわけじゃねえぞ」
「部屋にあんのグラビアばっかだろ」
お前そんなん言うならこれ落とすからな？
しれっと樹のママチャリのカゴに入れられた北斗の鞄を掴む
やれよ、と呟く北斗
そんな5人を見ながら、このままこの光景が続きますようにと高地は願った
fin
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ふわ(プロフ) - 当然ぷりむら様のお話が好きな方もたくさん居られますしぷりむら様の大切なお話なのでご連絡させていただきました。複数回に分けてのコメント失礼しました (2021年6月14日 22時) (
レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - ぜひアイドル緑くんとファン黒くんのお話を書きたいのですが書いてもよろしいでしょうか？ (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 私はそのお話を読んだことはありませんがすごく素敵な設定で私自身緑黒をメインに活動しているのもあって (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 非常に気になりましてフォロワー様からぷりむら様のことを教えて頂きました。 (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 初めまして。こんばんは。占ツク作者のふわと申します。先日私のフォロワー様からアイドルの緑くんとファンの黒くんのお話を書いているかと連絡が来まして私の方はそのようなお話は書いていないのですが (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年2月23日 22時
