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「ここ落ち着く」
北斗が座ったのは慎太郎と高地の間の席
2人とも北斗にとって癒し的存在だった
「あ、慎太郎。明日空いてる？」
「空いてるけど何で？」
「古本市行かない？安くて珍しい本多いみたいで…1人で行こうかなって思ってたけど、もし慎太郎も興味あれば」
「行く！！！」
隣の家まで響きそうな慎太郎の大きい声に一瞬驚いた北斗も、笑顔の慎太郎を見て微笑んだ
じゃあ決まりね、
そう笑う北斗を見ながら、やっぱ慎太郎がリードと高地は心の中で呟く
「俺も行っちゃダメなの？」
「ジェシー本読まないじゃん。読む人と行きたいの」
そう言われてしまえば誰も手を挙げられず
普段から読書仲間の慎太郎には勝てなかった
「なー休憩しない？」
落ち込んだ空気を変えるように高地が呟けば、賛成！と4人が手を挙げる
それにのるように北斗も休憩の姿勢に入った
一度机の上の参考書やらノートやらを片し端にまとめた
休憩、とは言っても何をするでもなくただダラダラと喋るだけ
2組が文化祭のことで揉めてるとか、1組は京本主役のミュージカルになったとか
そんな他愛もない話
「あ、そういえば北斗あのラブレターどうした？」
「取ってあるけど…どうしたらいいか分かんない」
ラブレター？
聞き覚えのない単語に高地以外の4人は首を傾げた
「行くつもりなの？」
「来てくださいって書いてあるし」
「は？北斗がラブレター渡されたってこと？」
樹が眉間に皺を寄せて聞けば、北斗はうんと頷いた
引き出しから手紙を出すと5人に見せる
既に見た高地は4人の反応を見ようと目をやれば、チッと舌打ちする京本が目に入った
「舌打ちすんなよ大我」
「放課後に第二図書室って、コイツ危ないだろ」
「第二なんて人いないでしょ？ほんとに行くつもりなの？」
矢継ぎ早に質問され、うーんと考えた北斗はどう思う？と5人に聞いた
「正直迷ってる。行ったほうがいいかどうか…でも名前書いてないから怖いし、俺のこと好きになる人なんてこれまでいなかったから」
いやいや目の前に4人いるよ、なんて高地の心のツッコミは聞こえないまま
「行くな」
珍しく語気を強めた樹は北斗の手首を掴んでそう言った
「これ男の字だろ。危ないから行くな。行くなら俺連れてけ」
「もう過保護すぎ」
「良いんだよ、過保護で」
樹の瞳の強さに負けたようにうん、と呟いた北斗を見て
樹はこうして北斗を縛ってきたのかと高地は思った
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ふわ(プロフ) - 当然ぷりむら様のお話が好きな方もたくさん居られますしぷりむら様の大切なお話なのでご連絡させていただきました。複数回に分けてのコメント失礼しました (2021年6月14日 22時) (
レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - ぜひアイドル緑くんとファン黒くんのお話を書きたいのですが書いてもよろしいでしょうか？ (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 私はそのお話を読んだことはありませんがすごく素敵な設定で私自身緑黒をメインに活動しているのもあって (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 非常に気になりましてフォロワー様からぷりむら様のことを教えて頂きました。 (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 初めまして。こんばんは。占ツク作者のふわと申します。先日私のフォロワー様からアイドルの緑くんとファンの黒くんのお話を書いているかと連絡が来まして私の方はそのようなお話は書いていないのですが (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年2月23日 22時
