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「何で今日に限って図書館掃除なんだよ…」
「ほらブツブツ言わずにやれよ、手伝ってやってるんだから」
「俺も北斗と帰りたかったー北斗のこと後ろに乗せて自転車乗りたかったー」
「…それは自転車にちゃんと乗れるようになってから言えよ」
シン、と静まり返った図書室に響く2人分の声
柔らかい金髪を揺らす中性的な男は不満気に口を尖らせる
それを見た大量の本を抱えたもう1人の男は
一度本を置いたかと思えば、彼の口を右手で掴んだ
「…いひゃい、」
「この口だけが動いてていつまで経っても進んでねえからさ」
「ふぉーひのへす、」
高地のS、
そう言った筈の言葉は予想外に変形されて口から出てくる
「ハイハイSで結構だから早くやれ」
変な言い回しでもしっかり伝わるあたり、長年の付き合いというものか
生まれてから17年、隣に居続ける幼馴染の凄さを感じて大我は少し笑った
「北斗！終わったヨォ！」
「…北斗なら慎太郎と樹と帰ったけど」
「エェ！？待っててって言ったのに！」
「樹に腕引かれて帰ってったぞ」
そんなぁ、
勢いよく図書室の扉を開けたのはほんの数秒前
にも関わらず見る影もなく落ち込んだ男はそのまま図書室の机に突っ伏した
「寝るなよ」
「寝るかも…もう頭使いすぎてパンパン」
補修授業対象者、
そう書かれた紙にジェシーの名前が載っているのは毎度のこと
「今日は何のやつ？」
「漢字…全然読めないなんだよあれ！」
「お前普通に日本でしか暮らしたことないんだから漢字読めるようになれよ」
ドサ、とジェシーの目の前に“国語辞典”が置かれる
ジェシーの居残りはいつものこと
真面目なバカ、と慎太郎に呼ばれるジェシーは補修の常連組として毎日のように残っていた
「コーチィ勉強教えて」
「別にいいけど…お前こないだ北斗に勉強教えてもらう約束したって言ってなかった？」
「…！言った！北斗の家行くの！」
「は！？家！？2人で！？」
「ンフフ」
2日前の昼休み
いつもと同じように補修組に名前があることを確認したジェシーは、一緒にいた北斗に呟いた
「何でこんなバカなんだ俺は…」
「ジェシーはバカなんじゃなくて知らないだけだよ。知ればすぐ出来る」
「ほんと！？じゃあ北斗が教えて！」
「え〜…」
家で、なんて約束は微塵もしていないが意味深に微笑んだジェシーに大我は掴みかかった
「俺も行く！！」
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ふわ(プロフ) - 当然ぷりむら様のお話が好きな方もたくさん居られますしぷりむら様の大切なお話なのでご連絡させていただきました。複数回に分けてのコメント失礼しました (2021年6月14日 22時) (
レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - ぜひアイドル緑くんとファン黒くんのお話を書きたいのですが書いてもよろしいでしょうか？ (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 私はそのお話を読んだことはありませんがすごく素敵な設定で私自身緑黒をメインに活動しているのもあって (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 非常に気になりましてフォロワー様からぷりむら様のことを教えて頂きました。 (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 初めまして。こんばんは。占ツク作者のふわと申します。先日私のフォロワー様からアイドルの緑くんとファンの黒くんのお話を書いているかと連絡が来まして私の方はそのようなお話は書いていないのですが (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年2月23日 22時
