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青side
北斗と慎太郎が出て行ったドアを見つめる
「で？詳しく聞かせて貰える？」
有無を言わせない高地の笑みは普段見ることのないものだ
「…皆さんは北斗の友人ですか」
やって来たジェシーとかいう男は、気まずそうに目を伏せてから頭をかいた
「そう、俺は北斗の友達。で？アンタは北斗の何なの？」
「ちょっと樹、」
最近の北斗は俺の目から見ても楽しそうだったんだ
最初に会った時よりも表情豊かになったし、きょもとも仲良くなってたし
そんな北斗を見てたからこそ泣かせたコイツが許せなかった
「俺と北斗は中学の同級生で…北斗は一人が好きだったけど容姿がいいせいか結構目立ってて、で少し仲間外れにされてることが多くて」
そこからジェシーが話したのは、北斗と出会っていつでも一緒にいたという話
「で？そんな仲良かったのに途中で捨てたのか？」
「捨てたわけじゃ…いや、捨てたも同然か」
俺が責めると頭を抱えながら哀しげに微笑んだ
「ねぇジェシー…もしかして言ってた忘れられない人って」
「…うん、北斗なんだ。中学の頃、親の離婚で突然引っ越すことになって…北斗にお別れができなかった。誰も北斗の連絡先を知らないし、数年経って家に行ってみてももう誰もいなくて。
ちゃんと伝えたいことがあったのに伝えられないままだったんだ。まさかここで会えるなんてね」
黙って聞いていた高地はジェシーにコーヒーを出した
「冷えたでしょ？」
「…いいんですか」
「北斗をわざと傷付けてた訳じゃなさそうだし…まあ大我も何か話知ってるんでしょ？」
ね、ときょもの肩に手を置くとジェシーの隣に腰を下ろした
「ジェシーとはバーで会ってさ、なんか話が合って。で聞いたんだよ、忘れられない人がいるって話を。ずっと昔に一緒にいて突然会えなくなったけど、今もその人が大切だって」
きょもは俺の腕に腕を絡めながら話した
…俺がジェシーに嫉妬していたのはバレているらしい
「…北斗をわざと遠ざけたってわけじゃないってことだよな？」
ギロと睨むように視線を向ければ、強い眼差しで返される
「それは絶対にない。北斗は今でも大切だし、今日だって姿を見れて本当に嬉しかった」
その顔は真剣そのもので、最初に向けていたジェシーへの敵意がどんどん折られていく
「…まあ北斗を傷付けないならいいよ、ちゃんと話したほうがいい」
そうだねと高地も微笑みコーヒーを飲むように勧めた
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ふわ(プロフ) - 当然ぷりむら様のお話が好きな方もたくさん居られますしぷりむら様の大切なお話なのでご連絡させていただきました。複数回に分けてのコメント失礼しました (2021年6月14日 22時) (
レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - ぜひアイドル緑くんとファン黒くんのお話を書きたいのですが書いてもよろしいでしょうか？ (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 私はそのお話を読んだことはありませんがすごく素敵な設定で私自身緑黒をメインに活動しているのもあって (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 非常に気になりましてフォロワー様からぷりむら様のことを教えて頂きました。 (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 初めまして。こんばんは。占ツク作者のふわと申します。先日私のフォロワー様からアイドルの緑くんとファンの黒くんのお話を書いているかと連絡が来まして私の方はそのようなお話は書いていないのですが (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年2月23日 22時
