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ザバァーン
海岸沿いを歩くことは好きだ
丘の上にある店から少し下りれば、そこには綺麗な青い海が広がっている
夏なのに観光客は少なくて、その分ゆっくりと海岸沿いを散歩できる
ここに来てから俺の朝の日課にもなっている
籠って塞ぎ込んでいたけど、今となってはそれも遠い昔みたいに感じる
毎朝この海岸で浴びる朝日が大好きになった
「見掛けない顔だ」
歩いていると、背後から声を掛けられた
「あ、どうも…」
人と触れ合い始めたとはいうものの、人見知りが治るはずもなく
あの3人には心を許して来たけど今もまだ能面の自分を気にしてもいる
少し身構えて返事をすれば、どこの人？とまた質問された
どこ？出身の話？それとも今住んでるとこの話？
相手が欲しい答えがわからなくて考えあぐねていれば、ハァと小さく溜息が聞こえた
「すみません…」
「ううん、わかりづらい聞き方してごめんね。何となくここら辺の人じゃなさそうだと思って聞いただけだから」
そう言った彼は太陽に照らされて金髪を輝かせていた
「あ、ここら辺生まれではないです…」
「そっか。俺もなんだ〜、東京から逃げて来て今ここで傷を癒してるところ」
ケラケラと笑いながら話す彼…金髪さんは何だか初めて会った気がしなくて
いつもなら警戒してこのまま立ち去るのに、何故だか隣を歩いてしまう
「俺も、です。東京から逃げて来て今お世話になってて…」
「やっぱ？そんな気したんだ。なんか同じニオイがした」
「へ？」
隣に立つと物凄くいい匂いがする金髪さんと同じ匂い…？
そんなわけないと自分の服を嗅げば、高地さんお気に入りの柔軟剤の匂いがした
「ハハッ、そういう意味じゃないよ。…君はよくここに来るの？」
「一応毎朝、来てますね」
「じゃあまた明日も話そう。俺もここにで散歩するのが好きだからさ、付き合ってよ」
知らない人、
今日出会ったばかりの人なのに何故だかこの人には心を許してしまうらしい
気付いたら金髪さんの提案に頷いていた
「楽しみにしてる！えーと…名前、なんだっけ？」
「北斗です…松村北斗、」
「そっか、よろしく北斗。俺は京本大我」
「京本さん…よろしくお願いします」
うん、じゃあね
そう言って砂浜を進んでいく京本さんの背中を見送る
真っ白でそのまま消えちゃいそうだ
能面の俺に普通に話しかけてくれた京本さんは天使みたいに見えた
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ふわ(プロフ) - 当然ぷりむら様のお話が好きな方もたくさん居られますしぷりむら様の大切なお話なのでご連絡させていただきました。複数回に分けてのコメント失礼しました (2021年6月14日 22時) (
レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - ぜひアイドル緑くんとファン黒くんのお話を書きたいのですが書いてもよろしいでしょうか？ (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 私はそのお話を読んだことはありませんがすごく素敵な設定で私自身緑黒をメインに活動しているのもあって (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 非常に気になりましてフォロワー様からぷりむら様のことを教えて頂きました。 (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 初めまして。こんばんは。占ツク作者のふわと申します。先日私のフォロワー様からアイドルの緑くんとファンの黒くんのお話を書いているかと連絡が来まして私の方はそのようなお話は書いていないのですが (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年2月23日 22時
