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黒side
ここに来てから1ヶ月が経った
「北斗おはよ！たろちゃんだよ〜！」
「おはよう慎太郎、」
毎朝俺と顔を合わせるたびに新しい変顔を見せてくれる慎太郎
表情は変わってないかもしれないけど、毎日試行錯誤してくれてるのを感じて嬉しく思ってる
その気持ちが伝わればいいな、と思うけどこの顔のままだと難しいかな
「おはよ北斗。嬉しそうだね、なんかいいことあった？」
「そう見える？」
「見えるよ。さ、ご飯にしよう」
カフェのカウンターに腰掛ければ、目の前のキッチンから美味しそうなトーストが出てきた
北斗の考えてること顔に出てるからすぐわかるよ
そんなふうに話してくれた高地さんは、その言葉通り俺の感情を能面から読み取ってくれる
それが物凄く嬉しいことなのに、感謝を上手く伝えられていない俺は無礼者だ
「ちゃーす、北斗これ持って〜」
「…どうせ重いんでしょ？」
1ヶ月という時間は思いの外、人との距離を近付けた
それは同じ場所で暮らす慎太郎や高地さんとだけでなく、
毎日配達にやってくる樹くんともそこそこ仲良くなったと思う
…きっと、彼らが俺にとってはじめての友達だ
「北斗に重いもの持たせないでよ！俺が持つから！」
「…これが狙い？」
「北斗に持たせようとすると全部慎太郎が運んでくれるんだよ」
ニヤと悪どい笑みを浮かべた樹くんを見て、俺もつられて笑う
「今日も北斗が笑ってくれて嬉しい！」
俺が来てから、この店には鏡が増えた
自分が今どんな顔してるか確認できるでしょ
そう言って微笑んだ高地さんは少し鬼かと思ったけど、
まあ確かに自分の顔をちゃんと見て過ごすのも荒療治として必要かもしれないと納得している
鏡に写る俺はたしかに少し口角が上がっていて、
これを笑ったにしていいのかわからないけど
慎太郎が喜んでくれるなら俺も嬉しいなと思う
「北斗やっぱ笑うと、いや笑わなくてもだけど美人だよな」
「ちょっと樹！樹にはきょもがいるでしょ！手出さないでよね！」
樹くんの恋人としてよく名前が上がるきょもさんに俺は会ったことないんだけど、
いつかは会ってみたいなと思う
「当たり前じゃん！きょも以上に可愛い人いないから！俺の友達にしか会わせないって決めてんだよ」
そう言った樹くんは俺の頭に手を置いて笑った
「だから今度北斗にも会わせるな」
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ふわ(プロフ) - 当然ぷりむら様のお話が好きな方もたくさん居られますしぷりむら様の大切なお話なのでご連絡させていただきました。複数回に分けてのコメント失礼しました (2021年6月14日 22時) (
レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - ぜひアイドル緑くんとファン黒くんのお話を書きたいのですが書いてもよろしいでしょうか？ (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 私はそのお話を読んだことはありませんがすごく素敵な設定で私自身緑黒をメインに活動しているのもあって (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 非常に気になりましてフォロワー様からぷりむら様のことを教えて頂きました。 (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 初めまして。こんばんは。占ツク作者のふわと申します。先日私のフォロワー様からアイドルの緑くんとファンの黒くんのお話を書いているかと連絡が来まして私の方はそのようなお話は書いていないのですが (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年2月23日 22時
