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「クーラーガンガンにつけちゃうぞ〜！普段なら高地に怒られるんだけど今日は特別だもんね〜！！」
エンジンをかけると同時にゴーッというクーラーの音
それに負けず劣らず流れるハワイアンミュージック
うん、サーファー確定だな
ハンドルを握る姿はなかなか凛々しかった
「はーい！到着！ここうちね！」
見かけによらず中々の安全運転だった彼
おかげで吐き気が悪化する事はなかった
「おかえり、牛乳買って来てくれたー？」
「え、そんなこと言ってた？」
「は、買って来なかったのかよ！ってこの人誰？」
“Drop by the sea”
そう書かれた看板の中から出て来たのは細身の優男
どこかで聞いた名前だな、とぼんやりとした意識の中で思う
相変わらず手も足も動かせない俺は茶髪くんに抱きかかえられ、店内へ入る
「そこの道で倒れててさ、たぶん都会の人かな。
熱中症気味だから氷持って来て〜！あ、あと水！」
塩、塩も！
相変わらず大きな声で話す茶髪くんは俺の頭にガンガンと
その声を響かせてくる
「はい、お水。大丈夫？あの坂でしょ暑いよね〜」
細身優男は見た目通り声も優しい
「…てか慎太郎、俺買い物頼んだんだけど。何度も電話したし出ないからメッセージも送ってたんだけど」
そう言って茶髪くんの日に焼けた太い腕をつねっているところを見ると、
どうやら優しいだけではないらしい
家の奥の畳に寝かされた俺は扇風機の風を浴びながら首と額を冷やしている
「ごめんね、うちクーラーないのよ」
「だーかーらー早くつけよって言ってるじゃん！」
そんな金ねぇよ、とうっすら聞こえた言葉はもちろん耳に入れないことにして
自身の回復を感じてゆっくりと目を開けた
「お！もう大丈夫？」
顔を覗き込んでくる茶髪くんはなかなかのイケメンで
こりゃ抱きかかえられてる時に意識がはっきりしていたら危なかったな、といらない心配をする
「すみません、こんなことまで…もう大丈夫なので」
これ以上ここに長居すると俺の精神的ダメージがきっとやってきてしまう
そんな予知能力を発揮し始めた己の脳を信じて帰り支度を進める
「え、もう帰んの！ゆっくりしてけばいいじゃん！」
相変わらず大きい声の茶髪くん
見つめる目は黒くて大きくキラキラと輝いて見える
人と関わらないと決めたのに、
どんどん踏み込んでくる茶髪くんが怖くて仕方なかった
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ふわ(プロフ) - 当然ぷりむら様のお話が好きな方もたくさん居られますしぷりむら様の大切なお話なのでご連絡させていただきました。複数回に分けてのコメント失礼しました (2021年6月14日 22時) (
レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - ぜひアイドル緑くんとファン黒くんのお話を書きたいのですが書いてもよろしいでしょうか？ (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 私はそのお話を読んだことはありませんがすごく素敵な設定で私自身緑黒をメインに活動しているのもあって (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 非常に気になりましてフォロワー様からぷりむら様のことを教えて頂きました。 (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 初めまして。こんばんは。占ツク作者のふわと申します。先日私のフォロワー様からアイドルの緑くんとファンの黒くんのお話を書いているかと連絡が来まして私の方はそのようなお話は書いていないのですが (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年2月23日 22時
