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「は？北斗のため？」
訳の分からない発言に眉を顰めた
「坊ちゃん…北斗様はご無事ではあります。しかしこの災害後が当主様からの締め付けが厳しくなってきているんです。…逃げるなら、今しかない」
「逃げる？何言ってんだよ」
北斗は、俺か今の生活か
その二択を与えられた後、俺の元に来なくなった
答えなんて言わずとも明らかだったはずだ
「北斗様は貴方と一緒になるために準備してらしたんです。ご当主様にも何度もお話をされて…ただそのせいで部屋に閉じ込められてしまいましたけれども」
「じゃあ北斗は自ら来なかった訳じゃ、」
「北斗様はいつも貴方のお名前を呼ばれていました。…北斗様の幸せは、きっと貴方といることなのでしょう」
だから、と続けた運転手は薄く膜の張った目を向けた
その真っ直ぐな目から俺も目を逸らさなくなる
「今あの舞台にいらっしゃいます。このまま逃げてください。逃走資金は此方に、遠くの島にでも行けばきっと大丈夫でしょう」
早く行ってください、そう言いながら渡された鞄は確かに金の入った重みだ
「…でも、」
「早く行けよ樹！ぐだぐだするなんて男じゃねえぞ！」
話を聞いていたきょもが俺の背中を叩く
腫れ上がりそうなほど痛いけど、この痛みはきっと叩かれたことのせいだけじゃない
「…俺でいいのか」
「それは北斗様に直接聞いてください。私は優吾様の指示通りに来ただけですから」
「早く行け！北斗が待ってんだろ！」
俺でいいのか、
北斗を受け止められるのか、
「あーー！」
大きな声を出すことで頭ん中のぐちゃぐちゃした感情を吹き飛ばす
「洒落くせぇ、考えるのは後だ」
受け取った鞄を握り締める
「舞台にいんだな？」
「…えぇ」
その言葉を聞いて走り出した
「樹ー！元気でなー！！！！」
そう叫んだきょもの声が聞こえた
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ふわ(プロフ) - 当然ぷりむら様のお話が好きな方もたくさん居られますしぷりむら様の大切なお話なのでご連絡させていただきました。複数回に分けてのコメント失礼しました (2021年6月14日 22時) (
レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - ぜひアイドル緑くんとファン黒くんのお話を書きたいのですが書いてもよろしいでしょうか？ (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 私はそのお話を読んだことはありませんがすごく素敵な設定で私自身緑黒をメインに活動しているのもあって (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 非常に気になりましてフォロワー様からぷりむら様のことを教えて頂きました。 (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 初めまして。こんばんは。占ツク作者のふわと申します。先日私のフォロワー様からアイドルの緑くんとファンの黒くんのお話を書いているかと連絡が来まして私の方はそのようなお話は書いていないのですが (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年2月23日 22時
