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黒side
「やっと会わせてくれるのかー」
「もう兄さん、絶対茶化さないでね」
「Haha、ホクトもそんな歳か」
今日は兄の優吾と友人のジェシーを樹の舞台に連れて行く
何度か樹の家に行くうちに、兄さんに怪しまれてしまって
その流れでジェシーまで連れて来たんだ
「なぁ慎太郎は会ったことあるんだろ？どんな人？」
「…坊ちゃんとは違う世界の人ですね」
「ふーん、まあ舞台役者っていやあそうだよね。両脇に女性抱えてるイメージだし」
北斗初心なのに大丈夫なの？
兄さんにそんなことを聞かれてボッと顔が熱くなる
「ホクト顔赤い〜！」
「ちょ、違うよ！別に何もないよ！」
「北斗、兄さんに話してごらん？」
気の許せる2人に囲まれて仕舞えば、僕なんか簡単に口を割らせられてしまう
「…手、繋いじゃった」
「え？なんて？」
蚊の鳴くような声で言えばジェシーが口元に耳を寄せてくる
「手！繋いじゃったの」
右手を閉じたり開いたりして話すけど、声はだんだん尻つぼみになった
「え？」
「手？手だけ？」
そんなの俺とはいつもしてるじゃん、
そう言ってジェシーは僕の手を掴んだ
「違うよ、これは握手でしょ」
「一緒じゃん！」
全然違う、樹に手を握られた時とは
熱くて柔らかくて、触っただけで身体中に熱が回ってしまうようだった
「…あの方といらっしゃる時はいつもその顔をしています」
「その顔？」
慎太郎の言葉を聞いて兄さんとジェシーが僕の顔を覗き込む
「Wow、こりゃ好きなのバレバレだ」
「北斗がそんな顔するようになったなんてねぇ」
そんな顔ってどんな顔、そう思ったけど恥ずかしくて聞けなかった
舞台に着き大きく貼られた広告を見た
前よりも少し大きくなった樹の顔がある
「うわ、これ男性？綺麗な人ー」
「本物もすごく綺麗だよ」
主演として中心に大きく描かれた京本さんを見てジェシーが驚いている
「あ！もちろんホクトも綺麗だけどね？」
「ありがと、」
父親が異国人のジェシーは僕との距離も近い
ふわっと肩に手をかけられたかと思えば、記念に写真でも撮るかい？と笑った
「おい、手離せよ」
背後から声がして振り返れば、舞台衣装に身を包んだ樹がいた
普段は暗い色の和装ばかりの彼が白い洋服に身を包んでいるのが珍しくて素敵だ
「…離せって言ってんだろ」
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ふわ(プロフ) - 当然ぷりむら様のお話が好きな方もたくさん居られますしぷりむら様の大切なお話なのでご連絡させていただきました。複数回に分けてのコメント失礼しました (2021年6月14日 22時) (
レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - ぜひアイドル緑くんとファン黒くんのお話を書きたいのですが書いてもよろしいでしょうか？ (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 私はそのお話を読んだことはありませんがすごく素敵な設定で私自身緑黒をメインに活動しているのもあって (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 非常に気になりましてフォロワー様からぷりむら様のことを教えて頂きました。 (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 初めまして。こんばんは。占ツク作者のふわと申します。先日私のフォロワー様からアイドルの緑くんとファンの黒くんのお話を書いているかと連絡が来まして私の方はそのようなお話は書いていないのですが (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年2月23日 22時
