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「樹さん！今日もお疲れ様です！」
「今日は稽古ないんですか？じゃあこのまま何処か行きましょうか」
「差し入れです！食べてください」
「そろそろ樹も北斗に堕ちた？」
「…毎日それ聞いてくんの、何なんだよ」
毎日稽古場周辺に現れる北斗は、気付けばきょもと仲良くなっていた
差し入れや連れて行かれる店が妙に俺の好きなものばかりなのも、
きっときょもの入れ知恵だろう
きょもはと言えば、そんな北斗と俺を見て楽しそうにしている
「毎日楽しそうだね、きょもは」
「楽しいよ！北斗は頑張り屋だから応援したくなるし、樹はもう北斗のこと好きだよって教えてあげたくなる」
「だから好きじゃないって、」
「認めたら財閥の御曹司との身分違いの恋しないとだもんね？」
財閥の御曹司、
その言葉でピタリと自分の動きが止まるのを感じた
北斗と出会って2週間、
その間に何度か北斗の運転手も一緒にやって来ることがあった
そして釘を刺されたわけだ
「本来であれば貴方が出会うことなどできない人ですよ」
そう言った運転手は少しも笑っていなくて、北斗がいかに身分の高い人間であるかを思い知らされた
…にも関わらず、そんなことはお構いなしに北斗は毎日やって来る
「樹さん！今日大丈夫ですよね？」
「やっほ、北斗」
「京本さんこんにちは！今日もお綺麗ですね」
「北斗こそ、」
現れた北斗の後ろにはいつもの運転手
「慎太郎、荷物とってくれる？」
初めこそ歩いて会いに来たけど、余程時間が無いらしい
途中から毎回車でやって来るようになっていた
「そいや今日は何持ってきたんだ？」
「今日は着替えを！」
「着替え？」
「今日北斗俺と樹んち泊まるもんね」
「は！？」
しれっと言うきょもに驚く
は？北斗を俺の家に泊める？
そんなの、この人が許すわけない
運転手に目をやれば、罰が悪そうに下を向いた
「…坊ちゃんの望みであれば、仕方ないですから」
そう言った運転手さんは悪い人ではないらしい
「楽しみです！人の家に泊まるの初めてだから、」
はにかむように笑う北斗を可愛いと、
「何が必要なのかわからなくて慎太郎に聞きながら準備したんです！」
弾むように笑う北斗を可愛いと、
そんなふうに思っていることはきっと知られてはいけないんだと思う
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ふわ(プロフ) - 当然ぷりむら様のお話が好きな方もたくさん居られますしぷりむら様の大切なお話なのでご連絡させていただきました。複数回に分けてのコメント失礼しました (2021年6月14日 22時) (
レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - ぜひアイドル緑くんとファン黒くんのお話を書きたいのですが書いてもよろしいでしょうか？ (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 私はそのお話を読んだことはありませんがすごく素敵な設定で私自身緑黒をメインに活動しているのもあって (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 非常に気になりましてフォロワー様からぷりむら様のことを教えて頂きました。 (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 初めまして。こんばんは。占ツク作者のふわと申します。先日私のフォロワー様からアイドルの緑くんとファンの黒くんのお話を書いているかと連絡が来まして私の方はそのようなお話は書いていないのですが (2021年6月14日 22時) (レス) id: d3d6811ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年2月23日 22時
