混ぜたら何色？【完結】 (ページ36)

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「北斗！褒めて褒めて！！」

「よーしよしよし、」

おっきいワンちゃんだねぇ、

そう言いながらジェシーの頭を撫でる北斗

褒めて、と素直に言うジェシーは俺からしてもめちゃくちゃに可愛い

「さ、帰るか」

「え？勝敗は？」

「そんなのどうでもよくない？」

ジェシーは北斗をおぶった

ほら、とジェシーの脱いだジャージを北斗にかける

「俺のも着とけ、」

「暑いよ…」

北斗、しっかり掴まっててね

ジェシーは北斗の両手をしっかり掴んだ

「夜ご飯、何食べたい？」

「うーん、唐揚げ！」

「お前今日キッチン立たせないからな」

「…けち、」

ピロン、とジェシーの携帯が鳴る

「ジェシー、連絡きてるよ…」

「ねぇーなんかきてるね」

「いいよ、俺のこと下ろして」

「下ろさない！こんな可愛い北斗のこと！」

勝ったんだろうなー、と北斗は呟いた

「俺が応援しに来たからだね、」

微笑む北斗は可愛くて、

熱い身体のままぎゅっとジェシーに抱きつくのは少し妬けたけど、

空いた右手で、感謝は？と頭を撫でてくる北斗には勝てねぇし

帰ったらもう少し甘やかしてやろう

「北斗の好きなプリン買って帰るか」

「やったぁ、」

「俺のは？樹、俺も買っていい？」

fin