anything “green” ページ27
“心霊ドッキリ”
慎「ねえ！なんで俺も呼んでくれなかったの！」
樹「さっきからうるさいな、知らないって」
慎「あんなに面白くて、俺も出たかった！」
高「何？慎太郎何騒いでんの？」
1週間ぶりに6人の集まる楽屋
話題は先日放送された心霊ドッキリ
京「おはよ〜わっなに慎太郎顔コワ」
慎「ねぇ〜きょもも思わなかった？心霊ドッキリ面白すぎて出たいって思わなかった？」
京「あぁ、それね。あんなにウケるのはいいけど怖いのはやだよ」
自分も面白いことを認めてほしい慎太郎、と
そんなことどうでもいいメンバー
樹「別にお前も面白いよ？いいじゃん、お前は俳優組なんだって」
ジ「そうそう！バラエティは任せろって！」
慎「でもジェシーはドラマにも出たじゃん。俺も出たい〜！」
慎太郎のお世話係まだ来ねぇのかよ、
樹の呟きは慎太郎の耳に届くことなく空気に溶ける
ほんとだよ何してんだよあいつ、と
高地から返ってきたので高地には届いていたらしい
出ーたーいー！と騒ぎ続ける大怪獣、
いつもは共に騒ぐジェシーも呆れて放置したまま
きょも何とかして、と樹が視線を送ると
苦笑いのまま首を横に振った
ガチャ
北「廊下まで聞こえてるけど何事？」
おはよう、の挨拶もなく楽屋に入ってきた北斗
怪訝な顔で騒ぐ大怪獣を見た
慎「ほくとぉ！！久しぶり！」
北「うわ、わかったわかった。とりあえず座らせろ」
北斗が来た瞬間飛びついていった大怪獣…いや猿？
高「北斗来ないから慎太郎煩くて大変だったんだけど」
ジ「えぇ？北斗が来ないからうるさかったの？」
心霊ドッキリに出たい、というのは言い訳でもあって
本当は北斗に会えなくて寂しかっただけだろうと予想をたてていた高地と樹
北「ちょっと押しちゃってね。で？何騒いでんの」
慎「北斗、今日もいい匂いする！」
北「…は？」
予想通り、結局は北斗が来るまでの暇つぶし
ほらほらと言いながら、北斗を膝の上に乗せる
北「ねぇ、やだっ、おい」
慎「はっは〜最近僕は島に行ってるから北斗は力では勝てないさ〜」
樹「突然上機嫌だな」
ジ「北斗のこと好きすぎだろ」
いちゃつく2人を横目にコソコソ話す
嫌がりながらも慎太郎に後ろから回された手に手を重ねる北斗
北斗北斗しか言わない慎太郎
京「これこの2人が心霊ドッキリだったらどうなってたかな」
高「いちゃつきすぎて確実にお蔵入り」
それな、と残りの3人の声が重なった
fin
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2020年9月3日 7時
