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黒side



「おい!金出せよ!」


大声で叫ぶ黒ずくめの男。


そこに居合わせた、お隣さん。



刃物を持って突き進む男に彼は怯むことなく…






…はぁ、


2日連続で彼の夢を見るなんて。



お隣さん…ジェシーさんがコンビニ強盗に居合わせる夢だ。



“大雨 傘 コンビニ 強盗 ジェシーさん 血”



スーツを着たジェシーさんが強盗に刺される夢。




今まで実際の知り合いの夢を見たことなんて、ほとんどなかったのに。



それこそ父さんと母さんの時くらいだ。





「こーちぃ…」



俺は彼に話す気はないし、

というかどうせ話しても信じてもらえないし気味悪がられるし



でもだからといって怪我することを放置しておけるほど無神経な人間でもない。




事情を説明すると、こーちが注意しに行ってくれるとのことだ。




「北斗ちなみにこれはいつのこと?」


俺の夢は日付まではわからない。


偶然カレンダーが映り込むとか、そういうことがないと。



「よし、じゃあとりあえず今日のジェシーくんの服見て今日か確認しに行こう!」


「っえ、それだって、俺も行かなきゃなことに」


「そう!北斗は陰で見ているだけでいいから!」




そう言って連れてこられた、のに。



怪訝そうな顔で穴が開くほど彼に見つめられてる


この状況はなんだ。

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作者名:ぷりむら | 作成日時:2020年9月2日 20時

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