十二話 ページ14
車を走らせて30分くらい
やっとの事でついたそこは思い出の場所
山上の景色を一望出来る高台
登山好きの爆豪くんと何度も登った山
車でも登れるそこまで高くない山だからと、登山未経験者の私のことを考えて選んでくれた山
ここからは雄英高校も寮も、綺麗な街並みも何もかも一望出来る
久しぶりに来たそこは少しばかり見える景色は変わったものの、高校や寮は何も変わらず懐かしさが溢れる
爆｢ここ、覚えてっか？｣
着いてしばらくしてからそう問いかけてきた爆豪くん
あ｢うん……もちろん｣
私より数歩先に立つ爆豪くんの背中があの頃よりも逞しく、大きなものとなっていて、昔と今は違うんだ、そう言っているような気がした
爆｢そうか｣
爆豪くんはただ一言そう呟いた
光に照らされた爆豪くんの横顔が少し安堵を含んでいるように見えて、私の胸がドクンと鳴る
なんでそんな顔するの……？
そんな顔されたら期待しちゃうじゃん……
しばらくの沈黙
聞こえるのは心地よい風の音と葉がカサカサとぶつかり合って鳴る音だけだった
爆｢帰るぞ｣
そうまた一言言った爆豪くん
すれ違い際の表情が来るまでとは変わっていた
何かスッキリしたような、そんな顔
私は爆豪くんの車へと乗り込んだ
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空音(プロフ) - かぼちゃポンタさん» 感想ありがとうございます！完結までお付き合い下さると嬉しいです！！ (2019年3月22日 22時) (
レス) id: a9fe660f83 (このIDを非表示/違反報告)
かぼちゃポンタ(プロフ) - 好き合っているのに過去の何かが原因で共に歩むことが出来ない二人が切なくて心が動かされます。面白かったです！^_^ (2019年3月22日 22時) (レス) id: 5680adb2c9 (このIDを非表示/違反報告)
空音(プロフ) - ぽんずさん» そう言ってもらえて嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年3月16日 13時) (レス) id: a9fe660f83 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず - あり得ないと思います。大体イキッてる連中ですよ。空音さんは、気にしなくて良いと思います！ (2019年3月16日 12時) (レス) id: 441ff54470 (このIDを非表示/違反報告)
空音(プロフ) - 結茶さん» ありがとうございます！愚痴みたいに書いてしまった1ページでしたが、私の気持ちを理解してくださる方々がいて下さって嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2019年3月14日 23時) (レス) id: a9fe660f83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空音 | 作成日時：2019年3月12日 22時
