白と緋色が組み合う日 2

☆43☆ ページ10

ルル
「クラピカ兄…ハクアお姉ちゃん…もうすぐ…本戦！」

ルルは本部を指差して言った。

ハクア
「ホントだ！みんな、早く行かないと！」

キド
「頑張れよ。俺たちも見ているからな」

ゴン
「キドさん、ありがとう！じゃあね！」

ゴンはそう言って走りながらキド達に手を振った。

キルア
「あ、ちょっ、1人で行くんじゃねえよ！」

キルアも後を追って走っていった。

マリー
「ルルちゃん頑張ってね！」

ルル
「うん！…頑張る…ね！」

2人はすっかり仲良くなっていた。

レオリオ
「行くぞ！」

レオリオの一声で全員が移動を始めた。

H×H一同
「「バイバイ！」」

カゲプロ一同
「「頑張って！」」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キャマラードチーム、ハンターチーム宗教愛護チーム、ジスレントチーム、ミーティアストリートチームの5チーム計30人は再び本部の前へと集まった。

ミカ
「大変長らくお待たせ致しました！これより本戦を開始いたします！」

わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！

観客から大きな歓声があがった。心なしか、1時間前より増えている気がする。

ルル
「私…今更…緊張…してきた」

ルルはそう言って引きつった笑顔を見せた。

クラピカ
「大丈夫だ。気にしなければいい」

ミカ
「それでは本戦のルールを説明します。本戦は正真正銘の脱出ゲーム！制限時間内に脱出し、ここへ戻ってくるのがクリア条件です！尚、制限時間内に全チームが脱出した場合は脱出したのが速かった上位4チームが準決勝進出となります！」

そこまで言うと、ミカは指を鳴らした。するとステージの隣から、5つの入り口が現れた。

ゴン
「凄い！どんな仕掛けなんだろう⁉」

ミカ
「この入り口には言った瞬間、ゲームスタートとなります！脱出ゲームのコンセプトは学校です！それぞれ理科室、美術室、教室、職員室、家庭科室をモデルとした脱出ゲームとなっています！入り口は予選通過順に決めてもらいます！」

ミカはそう言うと、もう一枚の紙を取り出した。

ミカ
「えーまずはじめに予選一位通過のミーティアストリートチームさんどうぞ！」

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