白と緋色が組み合う日 2

☆54☆ ページ25

それぞれが選んだ(キドは選ばれた)浴衣は次のようだった。

ルル
赤地に黄色と白の桜模様・黄色の帯

ハクア
白地に藍色の紫陽花模様・紺の帯

キド
黒地に白の蝶と菊模様・紫の帯

モモ
オレンジ色の地にカラフルな花模様・水色の帯

マリー
白と黒のギンガムチェックの地に所々にアザミの模様・ピンクの帯

エネ
「うわーーー！皆さんお似合いですよーー！」

エネは目を輝かせて言った。

モモ
「そう？男性陣にもこれから見せに行くんだ〜！」

キド
「おいモモッ！聞いてないぞ！」

キドはすごい形相でモモを睨んだ。それにモモはさりげな〜く目を合わせないようにした。キドはハァと溜息をつき完全に諦めたようだった。

ルル
「みんな…なんて…言う…かなっ！」

ルルは慣れない格好をして、嬉しように無邪気な笑顔を見せた。

ハクア
「びっくりするんじゃ無い⁉まさか浴衣を着るなんて思っていないはずだから！」

マリー
「セト…似合ってるって言ってくれるかな…」

それぞれ思うことはあるようだが、準決勝のことを考えてのレンタル料を払いプレハブ小屋を出た。そして男性陣を探して歩き出した。

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キド
(カノには見られたくない…！)

モモ
(お兄ちゃんどんな反応するかな〜)

マリー
(セト…)

ハクア
(動きにくいけど着心地は凄くいいな〜)

ルル
(歩きづらい…(下駄だから))

エネ
(私も着たかったなー)

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