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☆30☆ ページ45

〔クラピカ&レオリオ〕

クラピカはすぐ冷徹の間から出て、レオリオが扉を閉めた。

レオリオ
「おい、クラピカ!!!!大丈夫か⁉」

レオリオはクラピカの足に自分の着ていた上着を脱いで巻きつけた。

クラピカ
「あ、ああ。怪我はない。…まさか足が凍るとはな。思ってもいなかったのだよ」

レオリオ
「当たり前だ!どこの誰が凍るなんて思うんだよ!取り敢えず、温めよう!」

そう言いレオリオは凍ってしまったクラピカの足を少しでも解けるように、一生懸命擦った。

クラピカ
「レオリオすまない…。しかしどうやってあっちまで行けばいいのだろうか…」

クラピカはうーんと考え込んだ。

レオリオ
「〔ボソッ〕こんなに寒くなるなんて何個機械を使ってるんだよ…。いっそのこと全部壊してしまうか…」

レオリオがボソッと呟いたのをクラピカは聞いていた。

クラピカ
「レオリオ!…今、何と言った‼」

レオリオ
「え…?何個機械を使ってるんだよ!…って」

レオリオは、『俺、なんか変なこと言った?』と呟いた。

クラピカ
「その前だ!今、『いっそのこと…』までは聞こえた。その後何と言った!」

クラピカはバンと床を叩いた。

レオリオ
「え…と…。あ、全部壊してしまえってとこか?」

レオリオはクラピカに問いかけるように言った。

クラピカ
「壊す…。成る程。確かにいいかもしれない。…レオリオ、足はもう溶けたぞ」

クラピカの足はすっかり元どうりになっていた。

レオリオ
「ん?おお、本当だ。っていうか、どうやって壊すんだよ!場所も数も分からねえのによ!」

クラピカ
「…入り口から見てすぐ右と左にそれぞれ1つ。機械を停止させるボタンの近くに右2つ左2つの合計4つ。部屋の四隅に1つずつ。部屋の真ん中の天井に1つの計9個あったはずだ」

クラピカは視線を空中に泳がせ、思い出すように言った。

レオリオ
「お前…覚えてんのかよ」

レオリオは開いた口が塞がらないようだった。

クラピカ
「ああ。一応覚えておいて損はないと思ってな。…それより問題はどうやって破壊するかだ。私に、考えが2つある」

クラピカはそう言って二本の指をたてた。

クラピカ
「1つめは、私の木刀とレオリオのサバイバルナイフで1つずつ壊して、戻ってを繰り返す方法。しかしこの方法は時間がかかるだろう。2つ目は…」

クラピカはそこで言葉を切った。

レオリオ
「2つ目は何なんだよ」

レオリオはクラピカを急かした。

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コハク(プロフ) - まって! 待って! プールの漫画初めて見た!!! え! ヤヴァイ! 好き好き好き好き好き好き好き!!!! ありがとう黒猫ちゃんんん!!!!! ほんと君たち大好きやわ。 (はぁと) (2018年2月18日 14時) (レス) id: 9069044b6f (このIDを非表示/違反報告)
シャチ - 面白いです。ファンになっちゃいました。恋バナの所でキュンキュンしちゃいました。 (2018年2月18日 13時) (レス) id: b00f335520 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ありがとうございます!ぽてとさんのためにも頑張ります! (2017年9月8日 22時) (レス) id: 6851417439 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてと - めっちゃ面白いです!!続編の更新頑張ってください! (2017年9月7日 17時) (レス) id: f0acafae2c (このIDを非表示/違反報告)
水野ミドリ(プロフ) - 面白いです!ファンになっちゃいました!あっ良かったら私の作品も読んでくだされば嬉しいです…! (2017年8月22日 13時) (レス) id: 7371dfda5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペティ | 作成日時:2017年2月8日 19時

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