22.画面から ページ26
うらたside
……やばいな
さっき手繋いで浮かれてたかもしれないというのは言い訳になるだろう
まさか、歩き始めて2分ではぐれるとは……
とりあえず携帯にかけてみるか
[ピルルルル♪……ピルルルル♪……ガチャッ]
『あーうらたさん?』
う「今どこ?」
『んーとね、周りに屋台があるね』
う「だろうな。ちなみに何の屋台ある?」
『あ、焼きそば。あとお好み焼きと、焼きおにぎり……』
主食ばっかじゃん。まじでそれしかねえ場所なのか?
う「他に周りなんかある?」
『……人?』
う「探しに行くからそこにいろ」
あいつは確か方向音痴じゃない、そして迷子になっても動揺するようなたまじゃない
だが、まあまあのバカだということを思い出した
フルーツ飴、フライドポテト、人形焼き、お好み焼き、たこ焼き……あ、主食ゾーン
じゃあここら辺にいるのか?あんま動いてないと良いけどな……
『……とうございます！』
Aの声がする。誰かと話しているようだが……
辺りを見回し、さっき聞こえた方向を必死に探す
そして視界の端にちらっと見えた、アサガオの浴衣
走ってあいつを目が捉えた場所へ急ぐと……
そ「うらたくんは?」
『ちょ、ちょっとはぐれちゃって、』
そらるさん……なんだ、やっぱり来てたのか。仕事だってずっと嘘だろうと思ってたよ
このまま俺がいなくなれば、あいつはそらるさんと一緒に行くことになるだろう
いや、どっちにしろ2人きりでいられるわけだ
あいつの幸せの為にも、俺はあいつらに背を向け、帰ることを決意した
別にいいよ、今日一緒にいられたのも奇跡なんだし
自信を慰めながら上を向いて、涙が流れるのを我慢する
[ピルルルル♪]
こんな時に電話かけてくんなよ、誰か知らねえけど
内心愚痴りながら、携帯を取り出す。は?そらるさん?
一応振り向くと、確かに誰かに電話掛けてるようだ。
う「な、なんすか?」
そ「テメエ今どこいる」
う「い、いや……」
そ「近いな、俺とAちゃん一緒に行かせるために帰るとか思ったの?バカか」
エ、エスパー?微妙にホラー感が増したと思うと、
[ポンッ]
肩を突然叩かれる。恐る恐る振り向くと……
真っ黒な笑顔をしたそらるさんが立っていて、一言呟いた
そ「みーつけた」
これホラーだって、R15だよ
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ぺるはむ - innoさん» ありがとうございます！どんどんハマっちゃってください！ (2020年5月31日 20時) (
レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
inno - みにきました!!歌い手さんはまりそうですww更新頑張って (2020年5月29日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - ふゆなさん» 別に構わんがｗｗ (2020年5月13日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな - ぺるねぇの作品最近読んでなかった… (2020年5月12日 23時) (レス) id: 8bd4e2541a (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 輝羅さん» ありがとう！ネタを入れないと小説書けない人間だからな、気に入ってくれてありがとう (2020年5月8日 22時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺるはむ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/perurisu/
作成日時：2020年4月19日 20時
