検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:24,055 hit

21.バグ ページ25

うらたside


いろいろと手違いが発生し、Aと2人で歩く羽目になった

結構大きな夏祭りなので、周りは出店の掛け声や、はしゃぐ声が聞こえる。

そのなかでこんなに暗いというか、黙りこくってるのは俺たちくらいだろう

気まずさがすっごくあるが、この状況は俺が打破せねば

う「……この間ごめんな、急に嫌いだとか言って」

『別に……』

別に、ってなんだよ。俺から嫌われてもどうってことないってか?

『あの、』

う「ん?」

『私のこと、まだ嫌いですか?』

そんなこと聞いてくるなんて、実は相当気にしてた?

内心嬉しく思いながらも、呑気なことを言ってる場合じゃないということに気づく

う「あんなん嘘だよ、バーカ。あと敬語」

『え?』

う「何で敬語なんだよ、気持ち悪ぃ。あんましおらしくされるとなんか調子狂うんだよ」

『わ、わかった』

う「おう」


う「今日、俺で良かったの?」

『なにが?』

質問攻めにしてるようで申し訳ないが、あんなことあったから何か話題を見つけないと間がもたないんだよ

う「祭り。そらるさんと行く予定だったのに俺になっちゃって」

『それは……』

う「別に気使わなくていいっつーの。好きなんだろ?」

う「お前の浴衣すっげえ可愛いし、お前の今の格好見れないとか損なことしたわあの人」

『わかったから、もういいって。うん、それ以上何も言うな』

何が分かったのだろう。まあなんでもいいか、またこいつと話せるんだったら


『ねえ』

う「何?」

『あの……人多いじゃん』

まあ、結構いるよな。歩けないって程ではないが。なんか食いたいもんでもあったのか?

『はぐれると怖いし、手繋いじゃダメ?』

う「は……ダ、ダメじゃねえけど?」

『じゃあ、』

そう言って恥ずかしそうに自身の右手を出してくる

俺は一瞬戸惑ったが、すぐに左手で小さいこいつの手を包み込んだ

う「こ、これでいいんだろ?」

『え、うん』

来てよかった……こいつと手繋いで歩けるなんて最初で最後だと思う

今だけは恋人のような気分でいても怒られないだろ


--------------------------------------------------------------
5千hitと、コメントをくださった「輝羅」さんありがとうございました!

久々にコメントをいただけてすっごく嬉しいです

これからもこちらの小説をよろしくお願いします。

22.画面から→←20.決行



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぺるはむ - innoさん» ありがとうございます!どんどんハマっちゃってください! (2020年5月31日 20時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
inno - みにきました!!歌い手さんはまりそうですww更新頑張って (2020年5月29日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - ふゆなさん» 別に構わんがww (2020年5月13日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな - ぺるねぇの作品最近読んでなかった… (2020年5月12日 23時) (レス) id: 8bd4e2541a (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 輝羅さん» ありがとう!ネタを入れないと小説書けない人間だからな、気に入ってくれてありがとう (2020年5月8日 22時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぺるはむ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/perurisu/  
作成日時:2020年4月19日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。