2.目があったらバトル ページ3
うらたside
俺とAの出会いは2年前にさかのぼる
その日はまふと坂田とゲームをする予定だった
[ピンポーン]
ま「はーい、今開けますね」
俺はまふが出てくるまでに、さっき自販機で飲み物を買うときに使った小銭を財布にしまう
[チャリン]
あ、やべ。500円落とした。失くさなくて良かった、超大金だし
それにしても、いつもならすぐ出てくるはずなのに随分と遅い
こっちから開けてやろうと思い、ドアに近づいた瞬間、
[ガチャッ、ドンッ]
?「ふぇっ!?」
う「……いってぇ……」
ま「大丈夫?」
う「一応」
『ほんとごめん!』
ドアを開けたのがまふの幼馴染みとか言うこいつ。
う「なんであんな勢いで……」
『いや〜のぞき穴から見ても誰もいなかったから、てっきりいたずらかと思ってさ〜』
『まさか背が低いだけだったとはねぇ』
……こいつ今なんつった?がっつり馬鹿にしたよな?
『にしてもこの子すごいね、声低くてかっこいいし顔もイケメンだし。さすがまふの友達だ』
さ「あ、あのそれくらいで……」
この[子]だと?何と勘違いを。マジで腹立つ
う「あのさ、」
『中学生?高校生?もしかして20代だったりする?』
おちょくってんのか?ほんとにさ……
う「いい加減にしろよ!」
急に大声をあげた俺を、こいつ含め坂田もまふもきょとんとした顔で見てる
う「さっきからチビだのなんだの言ってるけどよ、初対面なのに敬語も遠慮もなしってお前頭大丈夫か?」
う「それと俺はちゃんとした大人だ!もうすぐ30だし」
『え!?もしかして私より年上……?』
さ「この人28歳だよ」
『2つも……ってか、そんなに怒らなくてもよくないですか?背低いのは事実なんだし』
う「お前は年齢も下で、精神年齢も3歳しかないみたいだな」
『そういうあなたこそ、年上なのに大人げないですねぇ』
う「っ、テメェ!」
さ「お、落ち着いて。2人とも」
ま「うらたさん、こいつ煽るの楽しんでるだけだから」
チッ……なんでこんなやつと今から遊ばなきゃいけねえんだよ。帰りてえ
第一印象は最悪。それがひっくり返されるのはこの日から半年後のことだった
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コメントをくださった「ふゆな」さん、「彩華ぴあの」さん、「ルーム」さんありがとうございました!
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ぺるはむ - innoさん» ありがとうございます!どんどんハマっちゃってください! (2020年5月31日 20時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
inno - みにきました!!歌い手さんはまりそうですww更新頑張って (2020年5月29日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - ふゆなさん» 別に構わんがww (2020年5月13日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな - ぺるねぇの作品最近読んでなかった… (2020年5月12日 23時) (レス) id: 8bd4e2541a (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 輝羅さん» ありがとう!ネタを入れないと小説書けない人間だからな、気に入ってくれてありがとう (2020年5月8日 22時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺるはむ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/perurisu/
作成日時:2020年4月19日 20時