君は俺を見ていない。【urt】【srr】

番外編　うらたさんがキレなかった場合 ページ19

15話でうらたさんがキレなかった場合の話です

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うらたside


う「看病してくれてありがと、でも今日みんなと遊ぶ約束してなかったっけ?」

『そ、そうだけど……なんかうらたさんが心配になっちゃって』

……なんか期待するじゃん。今だけは甘えても良かったりするかな?

『他になんかしてほしいことある?』

キスしてほしいです。ってさすがに引かれるかなしてほしいことか……

う「明日仕事ある?」

『いや、休み』

う「……じゃあ泊まってってくんない?」

何も言わず、唖然とだけしてるA。やらかしたわ、調子乗ったわ

『い、いいけど、どうして?』

あ、いいの!?ど、どうしてといわれても

う「さ、寂しいから?なんか風邪ひいた時1人で心細くて、それでお前が来てくれてすっごい嬉しくて、もっと居てくれないかなーって」

Aの顔をうかがいながら、たどたどしく言葉を繋げる


『……私も、今日うらたさんがいなくてちょっと寂しくて来たの……だから別に』

……ツ、ツンデレ?いつもそんな素振りねえのに。こんな時ばっかなんだよ

付き合ってないし、こいつは俺のこと好きじゃないけど、今だけは甘えてもいいように思える

う「ねえまだお願いあるんだけどいい?」

『R指定付かない限りは』

う「当たり前だ、俺の隣来て?」

『え、べ、ベッドの上?』

俺が今ベッドの上居るんだからそうに決まってんじゃん

う「そんな変なことはしねえから、座ってくんない?」

『まあ、いいけど』

よいしょ、と俺の隣に来るA。こんなにこいつが近くにいるのは久しぶりだな

俺は迷うことなく、こいつの体を抱きしめる

う「ごめん、風邪移るかも」

『……急にどうしたの?』

う「別に、ただしたかっただけ」

そっけなく返すと、Aも俺を抱きしめてくれた


『幸せだから良いよ』

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