君は俺を見ていない。【urt】【srr】

16.他人からじゃないと ページ17

Aside


諦める?私を忘れる?それってそういうことなの?

う「お前が好きなんだよ……でもお前はそらるさんが好きだろ?だから忘れたいのに、さっさとこの気持ちを捨てたいのに、お前は、」

泣きながら必死に訴えるうらたさん。

私はどうすればいいの?ただ黙って聞いてるしか出来ないの?

『あ、あの、』

う「……もういい、二度と俺の前に顔見せんじゃねえ。お前なんか大っ嫌いだ」


うらたさんは私のことが好き。私はそらるさんが好きだと思う。それでずっとうらたさんを悩まさせてた

でも今はそれよりも……

大嫌いって言われた。あんなに仲が良かったのに、ずっと一緒にいられるって思ってたのに

嫌だよ、うらたさんから嫌われるなんて考えたくない

帰り道の途中、知らないうちに涙があふれてくる。悲しいのは私よりもうらたさんのはずなのにおかしいよね

?「Aちゃん?」

不意に名前を呼ばれ、顔を上げる

『そ、そらるさん?どうしてここに?』

そ「ちょっと用事あって……泣いてるのどうして?」

『うらた、さんが……』

そ「ここじゃあれだし、家行ってもいい?」


そ「どう?落ち着いた?」

『はい、ありがとうございます』

そ「それでうらたくんと何があったの?」

私はなるべく簡潔にさっきまでのことを話す。

そ「そっか、とうとうね……ねえ一個聞いていい?」

『は、はい』

そ「Aちゃんは俺のことが好きなの?」

……え?なんで今それを聞かれるの?

そ「まあ、答えられないならいいよ。うらたくんはそうだって思ってるけど、俺は君の好きな人はうらたくんだと思ってる」

私がうらたさんを好き……そんなことはない、私はあの人といてもドキドキなんてしない

そ「うらたくんは自分の気持ちに気づくのが早かった。でも君は遅すぎて、それが好きって気づかなかったんじゃない?」

そ「一緒にいるとき何よりも楽しかったのは?いつもそばにいてくれたのは?一番に考えるのは誰?」

私は、ずっと……

『うらたさんが、好き……?』

で、でも今更気づいても遅いよ、もう嫌われちゃった。自覚すると余計痛みが増す

そ「うらたくんは俺らが何とかするから、絶対あきらめないで」



--------------------------------------------------------------
お願いします

【拡散希望】crewの害悪行為の件について

1年だってさ(本編ではありません)→←15.予測

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す